冬バイクのための防寒装備をまとめてみる(2021-22版)

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12月も半ばになって、かなり寒い日もでてきて、もうすぐ冬も本番。冬バイク好きとしては、空気が澄んで海なら遠くの島が見えたり、山なら遠くに富士山が見えたり、食べ物もお店選びに困るし、道路は空いててひたすらアクセルを開けっ放しにできるし、ワクワク感が出てきてます。

まだ寒いは寒いですが、厳冬期はもう少し先。なので、昨シーズンまでの振り返りを兼ねて、今年の冬装備(着る物)について考えてみます。

バイクに乗り始めて数年たって経験を積んできたので、自分の冬装備はだいぶレベルアップしているはず。

冬のツーリングとはいえ雪の中を走るわけではないので、寒さ的にはもうあまり気にすることもないんじゃないかなぁというレベルにまできました。まぁ、毎年新しいアイテムが出てくるので、快適性・保温性を求めたらきりはないけど。

ということで、バイク初心者で、若者じゃない人がどんな感じで冬支度をしているのかを紹介します。

冬バイクのための防寒装備をまとめてみる

昨シーズンには軽いものだけど、初めての電熱物を採用しました。その前のシーズンはハクキンカイロです。なので、昨シーズンはちょっとだけアップグレードかな。で、両者を使ってみて思ったのは、

理想的には、着るもの(服)で寒さ対応できることがいい

ということ。

電熱製品のような、自ら温かくなってくれるアイテムはとてもありがたいです。

でも、その発熱体周辺の温度は上がるんだけど、全体としては温度ムラができます。これが、個人的にはあまり好きじゃない。

あと、乗り降りのたびにいちいちケーブル脱着やスイッチのon/offしなきゃいけないエネルギー源確保が面倒くさいんです。

なので、できるだけ着るものでコントロール。どうしても足りない部分を電熱とかカイロに頼る、というのが基本にしてます。とはいえ、電熱グッズも年々改良されているので、数年後には考え方は変わっているかもしれません。

で、バイク着としての大基本は、

  • 薄くて軽い
  • 温かい

の両方の条件がそろっているものです。いくら温かくても、着ぶくれする物は運転しにくくなるのでだめです。では、冬用アイテムを一つずつ見ていきましょう。

ジャケット

ぶっちゃけ、一番外側に着るジャケットは、防寒という意味では風をしっかりと防いでくれさえすれば、何でもいいと思います。安全面はまた別の話ですけど。

僕が昨年まで着ていたのは、バイクに乗り始めた数年前に初めて買ったやつ。だいぶボロくなったので、昨シーズンで引退させました。安くなっていた商品で、それなりに作り悪すぎ…、な感じでした。

今シーズンに入るころ、新しいジャケット導入のためにバイク用品店でいろんな物を見て回りました。で、わかったのが結局のところ、ほとんどのバイク用ジャケットって

アウター + インナー

なわけで、温かさの部分を担っているのはインナーです。アウターに保温系の素材を使っているジャケットってホンのちょっとしかないです(パワーエイジのある銘柄だけだったような…)。

だから、3シーズンジャケットに温かいインナーでも特に問題ないです。アウターは、安全性や防水・透湿性などその人ごとに気になる点さえクリアすれば、温かさという意味ではあまり変わりはないでしょうね。別々に買うのも当然ありです。

まぁ、セット物はインナーとアウターをきれいに接続できるメリットがあります。でも、別々に買えば、それぞれに自分好みの機能を求められるので、それもありです。僕は後者の方がいいかな。

結局のところ、今シーズンは RSタイチのジャケットを買いました。アウターとインナーが一体になるものです。たぶん、真冬の0度近辺の気温だと苦しそうで、ジャケットの中に着るもので対応していこうと思います。

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一応防水だし、撥水機能や透湿性のある生地を使っているようなので機能的には充分満足です。前のジャケットよりもはるかにいいです。

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ジャケットの中

昨シーズン、一番外側になるアウタージャケットの内側にはどんなものを着ていたのか、まとめてみます。

インナージャケット

ユニクロ ウルトラライトダウン

今シーズンは、予算的に余裕があれば mont-bell のスペリオダウンに切り替えたいです。高いけど、薄くて温かさはレベルが違いそうです。

【モンベル】スペリオダウン ラウンドネックジャケット Men's
高品質な800フィルパワー・EXダウンを、光沢を抑えたしなやかな生地で包み込んだジャケットです。中間着として着用しやすいシルエットを採用し、アウターの襟元と干渉しにくい丸首タイプです。フロントはスナップボタン仕様なので、アウターを着用した際...

バイク服での基本、薄くて軽くて温かいを充分に満足するものですね。ユニクロとは値段が全然違うので、それなりにいいと思います。体力と、耐寒力の落ちてきている年代層には、多少値段が高くとも、良い物の方が楽で、結果的には満足度が高いと思います。

アンダーウェア(ベースレイヤー)

ベースレイヤーは一番皮膚に近いところに着るものなので、個人的にはものすごく重要だと思っています。で、今までにいくつか買っています。

  1. ワークマン THERMO MAX
  2. GOLDWIN サーモソーラークルネックシャツ GSM24858
  3. GOLDWIN 光電子スーパーヘビーウェイトシャツ GSM14358

最初はワークマンで見かけたものを買いました。これはこれでよかったです。が、あとでGOLDWIN(3,000円台後半)のものが6割引きくらいで売られているのを見て、買ってみました。さらに、GOLDWIN(7,000円強)の少し上級レベルのものがやはり格安販売されていたので買ってみました。

最後に買ったGOLDWINの高級版は、さすがに温かいです。ベースレイヤー着で7,000円を超えるようなものはそれなりに作られているみたい。

ただ、個人的に一番好きなのが、2番目に買ったGOLDWINのシャツ。少しツルツル系に感じる生地で作られていて、着た瞬間は少し肌冷たいかなって思いましたが、生地が温まると、不思議な温かさになります。生地的には多少滑りがあるので、上に着るシャツとこすれたりしなく快適です。これ、一番よかった。あまりによかったのでタイツも買いました。

上下着ると、まるで寝巻です…。

冬から春になる頃に、投げ売り状態になっている定価高めのベースレイヤーウェアを見かけたら、1枚は買っておくといいと思います。ワークマンとかユニクロとかとはかなり違います。

肌から2枚目(ロアーミドルレイヤー)

ユニクロ メリノウールハイネック

これ、安価な割には割と温かかったです。過去形で書いたのは、シーズン最後に穴が開いてしまったので、引退させたからです。

生地が割と薄くて強度がなかったのに、自分が管理方法をよく知らなかったために穴をあけてしまいました。普段はハンガーにかけていたのですが、肩に当たる部分に力が掛かるらしく、両肩に穴が開きました。

今年は同じような形状の薄手のセーターを用意しました。薄いセーター、かなり使い勝手がいいです。

ミドルレイヤー

mont-bell ライトスウェット

モンベルのオリジナル素材であるクリマプラス100を使ったフリースです。名前にはスウェットとありますが、一般的にいうフリースです。

これ、滅茶苦茶温かいです。それでも足りないという方には、クリマプラス200という素材で作った物もあるので、探してみるといいです。ただ、だいぶ厚手になります。

ここまでのを重ねて着ると、バイク以外の普段着として着るとかなり温かいというか、暑いかもです。

パンツ

EDWIN ワイルドファイア

今現在、冬パンツで持っているのはこれだけです。

このパンツ、いいはいいんですけど、0度近くなると下にタイツを履いていても寒いです。耐えられません。なので、防風系のオーバーパンツを持っているといいです。

僕はワークマンのものを上から履きます。それでも太ももは寒いですね。これは、後でちょっと詳しく書きます。

インナータイツ

昨々年よりおたふく手袋のタイツを防風パンツの下に履いていました。これはこれで温かいものでした。

昨シーズンはたまたま大幅値下げをしていたGOLDWINの光電子とかを売りにしているタイツを見かけたので、買ってみました。いや、これ最高でした。それ以来、おたふく手袋のタイツはバイク乗車には使わなくなりました。これ、GOLDWINのタイツ、一押しです。

なにがいいかって、

  • 何となく温かい
  • 圧迫感がない
  • そこそこ滑る

です。とはいえ、0度近くまで気温が下がれば、オーバーパンツなり他の防寒対策は必要です。

オーバーパンツ

ワークマンの防風機能を持ったパンツをオーバーパンツ的に履きます。

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これ、前側は防風・ストレッチ素材です。後ろ側はニット生地で余計な熱や汗などを逃がすようなものです。

前側の防風素材が結構効いて、適応気温が5度は下がります。気温0度くらいだとホカホカって感じではありませんが、ツーリングは可能な感じ。ただ、自分だけかもしれませんけど、太ももが寒くなります。膝や膝下は全然寒くないんですけど、太ももだけ寒いです。

このオーバーパンツは太もも部分にポケットがあり、ハクキンカイロを入れておけます。ただ、気温が下がりすぎると、ハクキンカイロの効きが悪くなります。この辺は現在対策中。

ネックウォーマーが物によっては太ももの太さにフィットするので、多少改造して使おうかと思っています。

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ヘルメット内→首筋

自分の場合、ヘルメットはフルフェイスだからか、頭や顔が寒いと感じることはあまりありません。ただ一番気になるのは顎の下から首筋にかけてのスペースです。ここは風が非常に入りやすいです。

そこで冬におすすめなのがKOMINEのフェイスマスクです。個人的には、これ一択です。それぐらいいいです。

このコミネのフェイスマスクはマスクとネックウォーマーが一体になっていますネックウォーマーの部分はフリースになっているのでとても温かいです。

ただのネックウォーマーと違うのはマスクの延長線上にネックウォーマーの部分があることです。そのためずり落ちてくることがなく快適です。これは手放せなくなりました。

ただ下半分がフリース素材のため多少の厚みがあります。ヘルメットがギリギリの方にはちょっときついかもしれないです。この手のものは試着が出来ないのがちょっと厳しいですね。

グローブ/ハンドルカバー

個人的には、ださくてもハンドルカバー派です。歳、とりました…。

ハンドルカバーを使うので、グローブに温かさの性能を求める必要がなくなりました。今では、真冬でも3シーズングローブだけ、or +インナーグローブで過ごせます。0度まではいけます。それより下がると凍結が怖くて乗らないので、対策はしたことがないです。

なので、グリップヒーターも電熱グローブもなしでした。今シーズンは、バイク乗り換えをしたのでグリップヒーター付きになったので更に余裕度が増しました。

足(つま先)

基本として、まずは防水系のシューズがいいと思います。水を通さないので、風も通さないものが多いです。更には透湿性能の高いものほどいいです(値段も高いけど)。

と、まとめてみるとこんな感じ。

本当は、バイクに多少の加工をしてつま先に風が当たらないようにできたらいいのですが、現状ではちょっと無理。電熱やスクリーン系なしでならここまでという感じのところまでは来た感じがあります。

まとめ

冬バイクが好きな人にとっては、防寒対策の技術は高ければ高い方がいいでしょう。

今では、電熱グッズがたくさん出てきていて、かなり高品質になってきてはいると思います。手軽で、運転に好影響を与え、安全にも貢献しているでしょう。

ただ現時点では、電源供給の面倒臭さとか、電熱が効いている部分とそうでない部分の温度差が個人的にはあまり好きではないです。服でコントロールできたら、それはそれで快適です。

洋服やその素材を作っている人たちも、たぶん日夜研究開発を行っていて、毎年少しずつレベルアップした商品ができてきているはず。それらを使いこなせばかなり快適にできると思っています。

まぁ、電熱物も使っていきたいですけどね…。

とりあえず的ではありますが、今年準備したこれらの衣類で、かなり快適にツーリングできそうです。0℃位まではそれなりに行けると思います。

で、現状もう少しと思っているのが二つほどあって、一つは太ももの防寒対策です。

太ももを防寒するグッズって探してもほとんどないです。チャップスと呼ばれるものが多少近いのですが、多くが膝を含む脛を寒さから守る感じ。太ももはがら空き状態なんですね。でも、寒いのは太ももです。

いろいろと探していてふと気づいたのですが、ネックウォーマーが太ももの太さに近いです。そのままでは使えないので、多少の加工とか工夫が必要ではありますが、なんか行けそうな感じ。そこにハクキンカイロでも入れればかなり満足いく性能が得られそうな感じがしています。

もう一つは、トイレが近くなる問題。

歳を重ねてしまったせいか、冬バイクではトイレが近くなります。だから、本当はオーバーパンツとか履きたくないです。いちいち面倒臭いので。

電熱系のタイツとかもいいのかもしれませんが、前開きの製品ってほとんどないです。なので導入には踏み切りにくいです。

で、腹というか下腹を温めるとかなりトイレが近い問題に効果があることがわかってきたので、その辺の対策をテスト中。腹巻系のものにハクキンカイロが割とよさげです。この辺もいろいろと試してみて、そのうち記事にしたいと思います。

こういうアイテムを考えていくのもバイクの一つの楽しみっぽくて好きです。

で、冬バイクは快適装備でツーリングしましょう。

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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