ダサい。ハンドルカバーなんて、ダサくて使えない。
おっしゃることはとってもわかります。でも、僕は冬バイクにはダサくてもハンドルカバーをどうしても使いたい派です。使いたいというか、使わずにバイクに乗れないが正解か…。
「ダサいと思っていたけど、一度使うとやめられない。」
そういうレビューが多いハンドルカバー。今シーズンは新しく買い直しました。今まで使っていた物もとっても良かったのだけど、NCに乗り換えたら使えなくなってしまったので。
ということで、この記事ではわかる人にはわかる、一度使ったら止められない、そんなハンドルカバーを新調した話をしていきます。この冬、指先冷たさストレスゼロでツーリングしたい方は、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
冬バイクに向けてダサくてもやめられないハンドルカバーを新調した
結論から。
買ったのはラフアンドロードのHOTハンドウォーマー。
これに限らず、ハンドルカバーは冬バイクにしたい人にはかなり優先度の高いグッズ。手の冷たさの我慢は終わり、バイク操作感のよいオールシーズン程度のグローブで走れるようなります。
経緯と候補
昨シーズンまで乗っていたのはGSR250。これを2月にNC750S DCTに乗り換えました。
この二車のハンドルカバー的に一番大きな違いは、クラッチレバーの有無です。僕のNCはDCT(オートマ)なので、クラッチレバーがありません。
今まで使っていたハンドルカバーは、ハンドルグリップとレバーの二つの穴で位置が決まります。なのに、NCには左にレバーがありません。だから、左側のカバーの位置が定まらずにぶらぶらしちゃう感じでした。
そこで、レバーがなくても使えるハンドルカバーをと思って探していました。ガバッと丸ごとグリップ部を覆っちゃうようなやつ。
それならNCに限らず、左側のレバーがないバイク、ほかのDCTを搭載したバイクやカブなどにも、使えるはずです。
で、見つけて候補になっていたのが3つ。
- ZETA CW ハンドウォーマー
- ラフアンドロード RR5927 (今回買ったやつ)
- KOMINE サーモライトハンドルウォーマー AK-001
これらはみんな大きめで、二つの穴を使わずにグリップの部分を丸ごとカバーに入れちゃう感じのもの。値段もちょっと高いけど。
ZETA CW ハンドウォーマー
ZETA、最初はかなりの有力候補でした。これ一択、くらいな感じ。
でも、取り付け方をよく見てみると、ハンドガード(レバーガード?)にも固定個所を持っています。NCにレバーガードの類はつけていないしつける気もしていないので、これは候補から落ちました。
ラフアンドロード RR5927 と KOMINE AK-001
ZETAのが駄目そうとわかって探し出した時に見つけたのがこの二つ。
どちらもある程度の大きさがあって、ハンドガードをしていても使えるとのこと。それだけ丸ごとが覆うものだったので、それくらいなら使えるかなと。ただ、実際にはどうなんだろうか。現物を見てないしなぁ~という不安がありました。
で、量販店で二つを比べてみます。この二つ、重ね合わせてみたら大きさはほぼ一緒。たぶん、ミリ単位でしか変わりません。
大きさは同じようでも今回はラフアンドロードにしました。
コミネのものは、現物を触った時に結構柔らかい感じがしました。これだけの大きさがあって柔らかかったら、使っているうちにクタクタになっちゃうんじゃないかなと。
更にいえば、あまりクタクタになっちゃうと、手をカバーに入れにくくなるんじゃないかと。ハンドルカバーって手が抜けなくなる心配をする人が多いけど、実は抜く時には特にストレスを感じないです。それよりも、抜いた手をカバーに入れるときの方が気を使います。
なので、ある程度しっかり感のある方が手を入れやすい実感があるので、それも今回ラフアンドロードを選択した理由の一つです。
あと、Amazonなどのレビューもなんとなくラフアンドロードの方がよさそうに感じました。多少高いんですけどね。
脱着感はどうなのか
取付、外すのはとにかく簡単です。以前使っていた、レバーとハンドルバーでつける物よりも簡単。持ち運びさえできれば、ツーリング先で気温に合わせて脱着できます。
つける
かなり簡単です。
取り付け口がかなり大きく、ファスナーも付いています。 これを大きく開いて、とにかくハンドルに突っ込んで行く感じです。
なるべく奥まで突っ込んだら、ベロ上のものが4枚付いているので隙間ができないように巻きます。この時、ミラーのバーも巻き込みます。これが位置決めになります。
固定は、一番外側のベロについているベルクロで。時間的には30秒もあればつくんじゃないかな、と。
はずす
特に解説が要らないくらい簡単です。ベルクロを外し引っ張るだけです。時間にしたら1秒です。これ以上説明できないほど簡単です。
実走した
実際にハンドルに装着して走ってきました。 気温は12~13℃くらい。昼間はまだ暖かいので、夜走りです。
防寒性能について
結果から言えば、オールシーズンのグローブにグリップヒーターなしでも全然寒くありません。
この感じだと、グリップヒーターや暖か目のインナーグローブがあれば0℃近辺まで行っても全然寒くないと思います。
ちなみに参考情報として、昨シーズンまでのハンドルカバーの性能的には、
- 0℃
- オールシーズングローブ
- インナーグローブ
で、走行可能でした。多少の冷たさを感じるものの、 痛みで苦痛になるような冷たさは感じなかったので、そのくらいハンドルカバーは効きます。今年は、自分の場合にはグリップヒーターもついたので、真冬バイクも手に関してはまったく心配してないです。
バイクの操作性について
グリップエンド周辺を完全に覆ってしまうので、ハンドルカバーなしに比べれば操作性は確かに落ちます。 なので、操作性が少しでも落ちるのが嫌な人にはこのハンドルカバーは使えないでしょう。
でも、個人的にはこのくらいの操作性能の低下は、厚みのある冬用のグローブを使って落ちる操作性に比べれば小さく、トータルではプラスだと思っています。
操作性が落ちる理由的には、
- ハンドルのエンド部が全然見えなくなる
- ハンドルカバーが少なからず手にあたる
この二つです。
見えなくなるのは、慣れで充分に克服できます。 手にあたるのも慣れだと思います。
あと、取り回しが多少やりにくくなると感じる人はいると思います。 僕は感じました。 ちょっと気をつけるようにしないといけないです。
まとめ
ハンドルカバーは見た目が気になる方には「絶対使った方がいいよ!」と勧めすることはできないです。
でも、そこまで見た目は気にしなくて、手が冷たくて、感覚がなくなってきて、危ない思いをした経験がある人には是非オススメしたいです。
Amazon などでレビューを見ても、
- 一度使ったらやめられない
- もっと早くから使っておけばよかった
などの意見をちょくちょく見ます。 それだけ多くの人が気にはしているけど、使えないんでしょうね。
今回のラフアンドロードのは少し値段が高いので、まずはAmazon などで安い商品で試してみるのも一つの手だと思います。 安くても効き目は多分それほど変わりません。僕が今まで使っていたのも安いものでしたが、かなり効果はありました。
それと、今回の記事では取り上げていませんが雨の中を走る人にもかなり有益だと思います。
僕は基本的に雨の中は走らないので実感したことはありませんが、ハンドルカバーのおかげでグローブが濡れることがありません。脱着などで多少の濡れはあると思いますが、びしょびしょになることはないと思います。特にラフアンドロードのは、雨抜き穴が空いているのでかなり有利です。
と、見た目はダサいかもしれませんが、一度使うとやめられないと思うのは本当で、僕はもう冬の間はハンドルカバーはやめられません。
ハンドルカバーをしているおかげで、グローブに関しても冬用は一番初めに買ったもの以外買ったことがありません。 全て3シーズンか夏用です。それでも全然問題は起きていません 。
手の保温という意味では電熱グローブもありますね。 でも、電気は使うし、いちいち取り付け取り外し電源オンオフがあるのは、面倒臭そう 。ハンドルカバーはそういうの一切ないです。 見た目ダサいけど、使いだしたらやめられない。そんな、ハンドルカバーは意外にも安全確保も一つの方法になるので、 一度試してみることをお勧めしたいです。
で、真冬バイクにもどんどん行きましょう!
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