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【保安基準対応】スーパーカブのミラー交換で視界改善

この記事は約10分で読めます。

スーパーカブ110に乗り始めてしばらく時間がたちました。時間とともに、色々と自分なりにカスタムしたい場所など出てきています。

その一つがミラー。純正品が悪いわけではないのですが、もう少し後方視界を広げたいのと、もう1台持っているバイクと同じよう見え具合にしたいと思うようになりました。 2台のバイクで見え方が違うってなんとなく気持ち悪いので、そこを合わせたいということです。

後方視界については、問題視しているバイク乗りの方は多いようです。ミラー交換は簡単だけど検討するカスタムの一つですね。

スーパーカブのミラーを交換した理由

ミラーのデザインについてどうこういう希望はありません。強いていえば、純正と同じような見栄えがいいです。外から見て社外品に変えたことがわからないぐらいがいいです。

純正ミラーとハイビジョンミラー

後方視認性の向上

純正のミラーは視野が狭いと感じます。カメラのレンズでいえばもっと広角なものが欲しい感じ。

後ろに停まっている車がやけに大きく見えます。それだけ画角が狭いということ。「もっと周辺まで見たい」と個人的には思います。

真後ろは自分の陰になるのでそもそも見えません。なので、外側にずらした上で広角のミラーを使うと、かなり広い範囲が死角なく見えるようになります。

他のバイクとの操作感の統一

僕のもう一台のバイク NC750Sも同じような考えで社外の画角の広いミラーに変えています。なので、カブに乗るとNCに乗っている時と後ろの見え方が違うので、そこも合わせたいと思うようになりました。

ミラー交換時に知っておきたい保安基準

バイク用品の量販店でミラーを見ると「新保安基準適合」という表示があります。

2007年の保安基準改正以降、新保安基準に適合した商品が登場しています。詳細は検索していただくとして、中に衝撃緩衝機構というのがあります。いざというときに衝撃を逃がして安全性を確保するということ。

衝撃緩衝方法にはいくつかがあるのですが、その中でも逆ネジを使う製品が主流です。スーパーカブも衝撃緩衝機構として逆ネジ方式を採用してます。

この逆ネジ方式では、バイクにミラーを取り付ける際に正ネジと逆ネジの両方が付いたアダプターを使用します。このアダプターには両方向のネジが備わっているため、前方からでも後方からでも衝撃を受けた場合、どちらかのネジが緩んで対応できます。

それで衝撃を吸収するということですね。

新保安基準実施方法
TANAXさまのウェブサイトより

今回の使うミラーも正ネジと逆ネジになっているアダプターを使っておりスーパーカブと同じ方式で新保安基準に適合しています。

ハイビジミラー

参考までに、スーパーカブ110(JA59)は、バイク車体のミラー取り付け部は左右ともM10正ねじです。アダプターを介してミラーはM8の逆ねじ仕様です。交換する社外品はM10正ねじで新保安基準適合なら何でもいいと思います。

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スーパーカブのミラーの選定ポイント

スーパーカブ110に社外のミラーを選ぶときには、

  1. 新保安基準適合
  2. M10正ねじ

が、必須条件です。特に2番目のM10正ねじでないミラーは、そのままでは取り付けできないです。ほかのバイクではそれに合わせたネジを調べて、純正と合わせておく必要があります。

あと後方を見るときの視界の広さが、鏡の曲率というもので変わります。これ見える範囲の指標ですね。

少し専門的に正確にいえば、鏡の曲率とは、鏡面の湾曲度合いを表す指標です。曲率半径(曲がり具合を示す円の半径)が大きいほど緩やかな曲がりを、小さいほど急な曲がりを意味します。凸面鏡は広い視野を得られますが、像が小さく見え、凹面鏡は像が拡大されて見えます。

バイクのミラーでは、死角を減らすため外側が若干凸面になっているのが一般的です。この曲率は各国の法規制で定められているようで、安全性と視認性のバランスが考慮されています。

で、鏡の曲率は純正で1300くらい。小さい数字ほど広い範囲が見えます。社外品だと、TANAXは1200の製品が多く、デイトナはこの製品を含め1000が多いように思います。純正で視野で特に問題のない人は、1300やそれに近い数字のものがいいと思います。もう少し広い範囲を見たい人は、デイトナの1000がいいと思います。

メーカー鏡曲率
純正1300
主なTANAX製品1200
今回のハイビジミラー1000

格安商品、特に中華物の中には曲率の全くないものもあるらしいので、そういうのを選んでしまうとかなり視野が狭くなってしまうんではないかと思います。試したことないので、よくわかりませんけど…。

この辺はカタログなり口コミなり情報収集をきっちりした方が良さそうです。

ミラーに逆ねじが使われていること

ミラーの逆ネジについて理解している方はこの項目は読み飛ばしてください。

僕が初めてミラー交換をした時に、逆ネジにかなり苦しめられました。

アームの角度を調整するのに緩めたいと思っているのにとても硬くて、実は締め込んでいたということがあります。

今のミラーは「新保安基準」というのに準拠するように作られています。正確に調べてはいませんがミラーに前から当たっても後ろから当たっても緩んで、衝撃が伝わりにくいようにしているようです。

この基準を通すためにする手法として色々あるようですが、正ネジと逆ネジを変換するアダプターを使うことが多いようです。スーパーカブ110(JA59)でもこの方法をとっているし、今回交換するミラーも同様です。

正ネジと逆ネジと両方あるのでどちらからぶつかっても、対応する方が緩むことになります。

ヤマハ以外の三メーカーは、だいたいバイク本体にミラーを付ける部分には正ネジを使っているようです。ヤマハは逆ネジを使っているとのことでちょっと特殊なようです。

JA59でいえば、左右どちらも8mmの逆ネジに変換するアダプターが付いています。これでミラーに前から当たっても後ろから当たっても、どこかが緩んで衝撃が伝わらないようになっています。

商品

今回、僕が採用したミラーはデイトナのハイビジミラーというもの。

このミラーは、もう一台のバイクNCと一緒です。またこれを採用した理由は、

  1. NCと同じ後方の見え方
  2. カブ純正ミラーとほとんど変わらない見栄え(デザイン)
  3. 新保安基準を満たしている
  4. 価格も安価

というあたり。前のバイクで、最初にこのミラーを採用したのは、特に安かったからですね。TANAXとか、たくさんの商品がありますが、結構高い。物はいいのだろうけど、基本的に広い後方視界だけ欲しかった自分には安いもので充分でした。実際使ってみても、全然気になることないし。

結果的には、TANAXのものよりも鏡の曲率が小さく広い範囲が見えるので、これでよかったと思っています。

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作業手順

ミラーの交換はかなり軽い作業ではあるので、それほど工具は必要ありません。

用意する工具

必要な工具は以下たった二つでOKです。六角レンチはセットものをもっていれば一つ合うのがあると思います。

  • 14mmスパナ
  • 3mm 六角レンチ

紹介しているのは今回使ったものなので、違うミラーを使ったら違うかもしれません。

いずれにしても、それほどたくさんの工具が必要なものではないので、工具箱がある方なら多分入っていると思います。

このミラー交換とはちょっと外れるのですが、六角レンチに関していえば、セット物ではなく、柄のついた(T型)このサイズ専用のものを使っています。

ミラー交換

  1. 純正ミラーを外す
    1. もしかするとアダプターがついてネジを外すところが二箇所あるかもしれません。その場合には一番バイク本体の部分を外します。
  2. 交換ミラーを付ける
    1. 交換ミラーをバイク本体に取り付けます。
    2. ミラーを調整する

言葉にすると、これだけのことです。

純正ミラーを外す

今回バイク本体に付いていたところのネジが結構硬かったです。人によってはちょっと苦労するかもしれないです。男性なら多分全然問題ないです。

ミラーの調整

過去に何度もミラーの交換をしていますが、いつもなんとなく適当にミラーが付いているアームの角度を調整していました。

が、今回ようやくこんな感じがいいのかなというのに気づきました。

  1. ミラー裏面の微調整するところを一番センターにしておく(一番微調整の幅を広げておく)
  2. ミラーアームとミラーアームに付けるミラーの後ろが見えやすいように調整する。
  3. ミラーの微調整をする

この手順でするのがいいなと思いました。ミラーの微調整機能は、最後の最後に使います。アームの角度とミラーのアームへの取り付け角度を最初に決めておくと、ミラー裏についている微調整機能を最大限に使うことができるようになります。

これって当たり前のことかもしれませんが、僕は今まで気づきませんでした。アームの角度はどのぐらいにしたら一番見栄えがいいのかなとか、メーカーの方で真ん中決めているのかなとか、そんな感じのことを思っていました。

一般的にアームの角度は一度決めたらほとんど動かさないと思うので、最初にきちっと決めておくのが良いと思います。あまり適当にしてしまうとミラーの微調整範囲を超えてしまうので、やり直しになったりします。

なので、最初に微調整機能を使わずに位置決めをしてしまうのがいいなと今回初めて気がつきました。

実際にスーパーカブで使った感想

かなり広い範囲が見えるようになりました。純正とずいぶん違うんだなという感じ。

もちろん、NCで既に体験済みというか知っているはずの見え方なのですが、純正のミラーから付け替えた時の違いには再度驚いた感じです。

ただやはり自分の身体の陰になる真後ろの部分はどうしようもないので、片側5cmずつぐらい外側にずらしました。これで真後ろも見えるようになり、NCと同じ感じで見えるようになりました。

純粋ミラーの曲率の設定がどういう考えでされているのかわかりませんが、個人的にはもう少し広い範囲で見えてくれたらいいのになと思います。メーカー的には何かしらの考えがあって純正品が作られているはずなので、それはそれで意味があるのだと思います。

なので、あとは個々の好みというか、考え方次第だろうなと思います。

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衝撃緩衝機構付きだからこそ気を付けるべきこと

バイクに乗り始めたばかりで、何もわからなかった頃の話。

ツーリング先の混雑した駐車場で、ミラーがぐらぐらになっていました。多分、バイクから離れている時に隣の人がミラーにコツンと当たったんだと思います。

で、その場で車載工具で修正するという発想が思い浮かばなくて、多少締め込んだまま帰ってくるという怖い思いをしました。

なかなか学習能力がなくて似たようなこと2回ほどやって、車載工具でその場で修正するということに気付いた感じ。普段から慣れていればなんてことないんですけど、初めてだとこういったことも焦ったりします。

なので、初めてのミラー交換であれば、車載工具の有無と緩んだ時の締め直し方を再確認しておくといいと思います。

これからミラーを交換してみようと思う人へのアドバイス

正ネジと逆ネジの理解

ミラー交換は作業も多くなく誰にでもできるカスタムです。

ただ個人的には逆ネジが存在することがちょっとしたハードルになるとも思っています。ネット上を検索してもバイクによって仕様が違ってミラーを買うときに何を買っていいのか迷っている方は多いようです。

なので、まずは自分の乗っているバイクのミラーのネジがどんなになっているのかを調べて理解しておくとその後スムーズに進むと思います。

保安基準に準拠したミラー

逆ネジが出てきてしまったのは保安基準が変わったからだと思います。たぶん昔はなかったんじゃないかなと思います。

安全性確保という観点で保安基準が変わってきていると思うので、ミラー交換をするときにはこれに準拠するものを選択すべきだと思います。もしかしたら一部の激安ミラーなどは準拠してないかもしれないので、そこだけは調べて社外ミラーを用意してほしいです。

まとめ

スーパーカブ110人乗り始めてまだまだ自分なりに修正したいと思うところがあります。

今回はその一つとしてミラーの交換をしました。

ネットでよく見かけるのは、自分の身体が陰になってミラーでの後方確認がうまくできないという声です。

僕もバイクに乗り始めてすぐに同様の感覚を持ち、ミラーを外に出しさらに広角のミラーに交換することをしました。それ以来ずっと広角のミラーを使っています。

その流れでバイクの見た目としては何も変わりませんが、運転時の後方視界という意味ではガラッと変わりましたし。

場合によっては見栄えも変えられるし、バイクに乗っている時の安全性も向上させられると思います。今回採用したデイトナのミラーは比較的安価な部類だし、充分に後方視界が広がってくれるのでなかなかオススメだと思います。

あと、もう少し広い範囲で見たい方はぜひ検討してみてください。そして安全にツーリングしましょう。今回の内容を動画にもあげていますので冒頭のリンクから是非ご覧ください。

この後カブにマルチマウントバーをつけたので、その辺も紹介して行きたいと思います。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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