個人的な話で恐縮ですが、バイクに限らずウェア(着るもの)って、どうしても上半身がメインになって、下半身のズボン系はおろそかになりがち。だから、バイクに乗っても上半身は暖かいけど下半身は寒いとか、そういう状況に陥りやすい気がしています。
なので、ここらでパンツ系の充実を少しばかり図ろうと思った今年の冬シーズンです。
きっかけになったのはライコランド店頭で目にしたEDWINのライダー専用パンツ。店頭ではEDWIN×ライコランドのコラボ商品と紹介されていました。NAPSの通販サイトにも同じような感じのものがあったので、実態は一緒かも。でも、バイク用品店じゃないと買えないモデルのようです。
EDWIN RIDER JEANS WILD FIRE KBT03-900(926,946)
で、これを買ってみました。
今年の冬バイク時のパンツは、昨シーズンにワークマンで買った「4D防風ウォームパンツSTRETCH」です。なので、これとの比較した感想などをシェアします。
EDWINライダー専用
パッと見、普通のジーンズと違う点はないです。普段使いOK。ただ、ライダー専用なのは、プロテクタの膝パッドを装着できること。これはいいですね。
僕は、RSタイチの膝パッドを入れました。
膝パッドは、高さの調整ができます。僕の場合、デフォルト位置は高すぎました。調整は、ステッチ(縫ってある)をカットしていきます。なんか、縫ってあるものを外していくって、ちょっと怖い感じですね。失敗したら戻せない、みたいな。
なので、心配な方は、少しずつ取っていくといいと思います。やってみれば、それほどシビアじゃない気もするけど…。僕の場合は、1本残しで上から4本はカットしました。
やってみればわかりますが、調整するときにはバイクに乗ったポジションでの確認が必要です。立っているときとバイクにまたがっている時では膝の高さが違います。
あと普通のジーンズと違うのは、持ってみると重いです。生地にゴワゴワ感もあります。
防風フィルムが入っていたり、膝プロテクタ用の部品(?)が使われていたり、生地自体も厚いんじゃないかなと思います。履いてみると重さはそれほど感じないけどけど、手持ちだと感じますね。
EDWIN(エドウィン) vs WORKMAN(ワークマン)
EDWIN | WORKMAN | |
---|---|---|
膝プロテクタ装備 | ○ | ✖ |
暖かさ | ○ | ○ |
透湿性※注 | △ | ✖ |
ストレッチ | △ | ◎ |
価格 | 約1万円 | 約3千円 |
個人的な感想として機能・性能的な大きな違いは3点。
- 膝プロテクタ装備可否
- 透湿性
- ストレッチ性
膝プロテクタ装備
EDWINのパンツには、膝プロテクタをつけられます。
付属はしていないので、買うとか他のパンツからの転用が必要。でも、つけられることがメリットで、パンツをはくだけでプロテクタ装備となります。これがライダー専用な一番の理由ですね。
ワークマンのパンツはライダー専用ではないので、膝プロテクタはつけられません。プロテクタをしようと思ったら、別製品装備です。僕はワークマンのパンツを履くときにはコミネのSK-819を使っています。脛まで覆ってくれるCE2規格のものでちょっと安心。
SK-819は、パンツの外に装着するので休憩時には完全に外します。それはそれで楽。EDWINのものは、パンツに内蔵されているので、休憩時の移動には膝に多少の邪魔感はありますね。ただ、気になるほどじゃないです。
透湿性・蒸れるか蒸れないか
ワークマンの透湿性※注は感覚的にはゼロ。状況によってはかなり蒸れます。この辺は、以前のレビュー記事にも書きましたので、気になる方は参照ください。
今大型二輪教習に通っていますが、先日はちょっと暖かくて、教習でかなり汗びしょになりました。ワークマンパンツを脱いだ途端、脚はひんやりです。蒸れてました。個人的には、この透湿性がない蒸れ蒸れは最悪で、使えないに値します。
EDWINのパンツは透湿性があるとうたわれてはいますが、やっぱり多少は蒸れます。それほど強い透湿性があるわけじゃないみたい。数字表記されていないからわからないけど、ないよりましくらいに考えた方がいいかも。
ストレッチ性
ストレッチ性はワークマンに軍配です。かなり動きやすい。バイクの乗り降りは、ワークマンの圧倒勝利な感じ。EDWINはストレッチとなっていますが、生地が厚いせいか、それほどのストレッチ感は感じないです。
どちらも、気にする人は気にするし、しない人はしない、そんなレベルでしょうか。
その他
品質的なことは、僕にはよくわからないので語れません。が、耐久性は価格差以上にEDWINに軍配かな。触った質感とか見た目は、EDWINは頑丈そうです。生地も厚めだし硬めだし。
何年かは履きたいと思う方はEDWIN。1~2シーズンで買い替えちゃえばいいじゃんという方はワークマンなのかも。それに、ワークマンは毎年新機能を盛り込んだ新しいものが出るから、それはそれでいいと思います。
温かさに関しては、EDWINが上かも。EDWINの膝プロテクタを入れる部分は、チョップスをパンツ内部に持っているような構造なので、太ももの防寒能力が高いです。とはいえ、気温1桁前半を走るには、オーバーパンツは必要だと思います。「防寒パンツ」とまではいえないかな。
まとめ
そもそも価格帯が全然違うので、比較すること自体が間違いなのかもしれません。でも、両方持っているから比較してみると、ワークマンのコスパの高さには驚くべきものでもあります。
僕自身、両方持っていてどう使い分けていくかなと考えると、ライディングスクールに出るような場合には、ワークマン+コミネ膝プロテクタで行きます。それ以外だったらEDWINで行きます。
大型二輪教習もまだ少し残っているので、卒検も含め教習所はワークマンですね。
ワークマンのは蒸れ過ぎとプロテクタ―装備なしがマイナス評価です。EDWINのプロテクタ装備は僕には大きいです。
※追記(2022.09)
と、当時は思っていましたが、2022年現在は、もうワークマンのはまず履かないです。すべてEDWINのパンツを履くようになってしまいました。ある程度長い時間がたつと、良し悪しがちゃんと出てきちゃいますね。
ただ、ワークマンも毎年新製品が出て、今では膝プロテクターが入るようなポケット付きのものも出ているようです。それはそれでいいかもしれないです。
最終的には、個人的には防水機能もある、バイクアパレルの冬パンツが一枚ほしいなと思います。