今年の梅雨明けは、6月中。かなり早くに明けましたね。
梅雨明けと同時に、激烈な暑さもやってきました。例年、梅雨明け一発目の暑さは耐えがたいほど暑いです。今年は、暑さ慣れする期間がまるでなかったので特に暑く感じました。
ということで、スマホの熱対策に続いて、初めての「夏バイクのための暑さ対策アイテム」を試してみました。かなりいい結果な感じで、今年の夏バイクはだいぶ快適に乗れそうです。
やっぱり、ツーリングは比較的長い距離を走るので、快適さは大切です。
夏バイクでのお尻の熱対策でコミネのメッシュシートカバーを試す
今回、夏の暑さ対策で買ったのがコミネのメッシュシートカバーです。
価格的に2,000円を切るぐらいで手頃だったのと、このシートカバーの素材であるメッシュを使った他の製品を使っていて、それがなかなかよかったのでいいんじゃないかと思ったからです。
コミネのメッシュ
ここでコミネのメッシュについて書いてみたいと思います。
最近ではコミネの商品にはこのメッシュを使ったものが増えてきました。ユーザー評価も高いんだろうと思います。
僕自身は、このコミネのメッシュを使った製品は今までに二つ使っています。
- インナーパンツ
- インナーベスト
の二つです。
手触り的には、比較的硬い素材で出来ていて、ザラザラ感というかジャリジャリ感があります。素肌には着たくないと思う感触です。
なので、ザラザラ感のある5ミリ強の厚さのあるメッシュ素材で、空気は自由に通るようになっています。だからエアスルーで衝撃吸収で振動軽減なんですね。
インナーパンツ
インナーパンツについては今では自転車に乗る時にしか使ってないです。
このインナーパンツは前びらきではないです。前びらきというのは男性のトイレの時のための開くところですね。これがありません。そのためロンツーなどでは使いにくいです。トイレの度にズボンから下着からドカッと下ろさないといけない、そんな感じになるので。
それで自転車に乗る時に使っています。自転車ならそれほど長い時間にならないので。
自転車で使う分には、お尻のメッシュ部分がうまく作用して、痛み少なく乗ることができます。僕にとっては、自転車アイテムとしてはなかなか優れものとして使っています。
インナーベスト
似たような商品がアールエスタイチからも出ています。ただコミネ製品の方が先行品で、だいぶ前から売られています。
僕は、夏バイクにはインナープロテクターを付けています。このインナープロテクターは、身体への密着度が高く、暑い日には蒸れる感じがするし単純に暑いです。
このメッシュベストをインナープロテクターの下に着ると、微妙な隙間ができて風が流れるようになり、多少涼しいです。走っているとき「信号、赤になるなぁ〜」と願うようになる商品です。
ただ、ファスナーの耐久性がちょっと低いかも。製品品質がいまいちなことがあるのは、低価格なコミネならではな気がします。
コミネのメッシュシートカバーってどんな?
では、今回買い求めたコミネのメッシュカバーについて紹介します。この手のものを検討中の方の参考になれば幸いです。
コミネの型番的には、AK-109です。メーカーのいう機能については、
- エアスルー
- 振動軽減
- 衝撃吸収
- 座圧分散
- 滑り止め加工
- 取付簡単
とあります。今回は、最初のエアスルー機能に期待をして買いました。その他の機能についてのレビューはあとでしていきます。また、YouTube動画にもしてあります。イメージつかみやすいかもです。
価格的にはアマゾンなどで2,000円弱ぐらいで買えると思います。なので、「買って失敗しないかな…」とそれほど神経質になることもないかなと思います。
まず構造的なところですが、メッシュが二重構造になっています。少し分厚い感じですね。商品名にもL2という表記が使われているのは二重構造のことだと気付いたのは勝ってからのことです。二重構造というのはメッシュが2枚重ねだと思っていただければいいと思います。
サイズは、シングルシート用にはSMLと3段階の大きさが設定されています。タンデム用には1サイズだけ用意されています。
今回、NCにはシングルシート用のLを買いました。もしかしたらMでもいけたかもしれないです。
できれば、買うときにサイズ合わせができたらいいのですが、なかなかやりにくいですよね。でもできるならばやった方がいいです。
取り付けについて
取り付けは、二本のゴムベルトでシートを包むようにします。なので、特に難しいことはないです。
ただ、バイクによってはシートが簡単に外れるものもあるし、NCのようにネジ止めになっているものもあります。ネジ止めになっているものは、シートを外すのに多少面倒くささがあるかもしれないです。簡単にシートが外れるバイクだったら工具もいらないし装着は本当に簡単です。
一つだけ気になったことがあります。NCでは大丈夫だったのですが、ゴムベルトが多少短めです。
色々な人のレビューを見た時に、ゴムバンドが短くて自分で追加をしたという方がいらっしゃいました。ベルクロ(マジックバンド)でゴムバンドを止めるので、追加のゴムバンドは100均などで買ってくることになるような気がします。
使用感、レビュー
実際に使ってみた感想です。多少慣れてきてしまったので、存在感は薄れてきています。逆にいえば、そのくらいにはフィットするともいえると思います。
装着した後「ずっーと違和感で嫌だな」という方はほとんどいない気がします。
では、いきます。
涼しさ
今回このメッシュシートカバーを買った第1の目的が暑さ対策。そういう意味ではある程度効果はあります。
Amazonなどのレビューを見ていると風が通る感じがして涼しいというのがありました。自分的にはそこまでの感じはないです。「お尻の下に空気が流れる感じ」あったらいいなと思いますが、そこまではないです。
でも、充分な暑さ対策にはなっています。というのも、この時期に炎天下にバイクを停めておくと、跨った時にお尻が熱いですよね。それがほとんどありません。なんか不思議な感じ。
走っている間もお尻に関しては特に熱い感じがありません。やはり、ある程度空気の流れがあるので熱がこもることがないのだと思います。
風が通り抜ける感じはないけど、熱もたまらない。価格を考えたらかなりの高コスパだと思います。
素材肌触り
素手で触ればザラザラ感があります。直接素肌に当てたいとは思わないです。
でもバイクに乗るという意味では全く何も感じないです。すぐに慣れちゃうというのもあるかもしれません。
いずれにせよ、何か気になるという方はあまりいないようなレベルだと思います。
足つき
このメッシュシートを手で持ってみると厚み的には1. 5cmぐらいあるような気がします。
第一印象的には足つきが悪くなりそうな感じがします。でも、実際には体重で潰れるし、ほとんど変わらない感じ。
足つきに、かなりのギリギリ感がある方にはキツイのかもしれないですが、大抵はほとんど気にならないと思います。
足つきにギリギリ感がある方は、一般的に身長が低く、体重も軽い傾向にあります。そのため、僕よりも影響が大きい可能性があります。この辺は、実際に試してみるのが一番確実な判断材料となります。まぁ、この手のものは試着みたいなことができないことがほとんどですけど…。
クッション性
商品の売りに衝撃吸収があります。つまりはクッション性の向上。
お尻が痛い方が痛み防止のためにこのシートカバーを使うのは、たぶん性能不足だと思います。ただ、効果ゼロではなく、それなりにクッション感は出ます。
クッション性の向上を期待していない方にとっては、付加的な効果として充分な機能を発揮します。一方で、クッション性の向上を求める方にとっては、補助的な効果にとどまる程度だと思われます。
その他
商品カタログというか、同梱されているチラシには「滑止め加工」という項目があります。
最初シートカバーとパンツの間が滑らないというような受け取り方をしていました。でも、多分これはシートとシートカバーの間に滑止め加工です。
シートカバーとパンツの間では、パンツの素材により相性があると思います。多くの場合、パンツとシートカバーの間は純正シートよりも滑るようになると思います。シートの上にちょっとスマホを置こうとか思った時に滑るようになって、結果物を置けなくなりました。
個人的にはバイクの乗車に関しては何の違和感も感じていないです。
まとめ
バイク歴はまだ数年で、つまり夏を越えるのも数回目です。
今まで冬バイクの寒さ対策はかなり行ってきました。でも、夏の暑さ対策はジャケットをフルメッシュにするぐらいしかしたことがなかったです。
今年の夏は早い梅雨明けと、いきなりの酷暑で何かしないとまずいという感じになりました。もちろん、人によっては夏は乗らないという方もいらっしゃると思います。でも、個人的には夏でも乗りたい。
バイクはどうしてもいざという時には四輪車よりも危険なので、少しでも快適性を得ることが安全性にも繋がると思います。
特に、ツーリングは比較的長い距離を長時間かけて走ることが多いと思うので、気づかないうちに効果絶大だと思います。
なので、この記事をここまで読んでくださったということは、なんとなくの興味をお持ちなのだと思うので、是非試してみてほしいです。
自分的には感動するようなことはなかったのです。でも、買って良かったと思っています。というか買わなきゃいけなかったなと思います。
そんな不思議な感じなので、人に強く勧めるものでもないような気もしますが、強く勧めたいような気もする不思議なものです。
それはともかく、しばらくはとても暑い時期が続くと思います。それでもあちこち涼しい場所を狙ったツーリングをしましょう。高原とかは涼しいし景色も良いしで最高です。
ではまた~。
コメント