普段のバイク移動時の荷物の積載はどのようにしていますか?
自分で背中に背負う方もいるでしょうし、バイクにバッグ類をつける方もいらっしゃると思います。僕は極力体に何もつけたくない派なので、シートバッグとタンクバッグを使います。一応ヒップバッグも持っていますが、あまり使わないです。
今ではバイクがNCになったのでメットインがあり、そこそこ荷物が積めるようになりました。でもシートバッグとタンクバッグを使っていて、メットインはあまり使っていないです。
何気にタンクバッグは結構好きで、バイクを買って一番最初に使ったのはタンクバッグでした。今までにいくつかタイプの違うタンクバッグを使ってきて、色々と思うところはあります。
なので、この記事では僕自身の経験より、今現在タンクバッグの導入を考えている方の参考になればいいなと、使用感などを紹介します。(↓紹介動画)
タンクバッグは使い勝手が良い
僕個人はタンクバッグが好きです。ただ、実際に走っているバイクを見ると、タンクバッグはそれほど使われていないですね。やっぱりガソリンの給油口を塞いでしまうのが弱点でしょうか。ここで、タンクバッグならではのメリット/デメリットを考えてみます。
メリット
まずは何といってもすぐ手に届くところに物を置くスペースがあるというのはとても便利です。
僕の場合は、近くのものを見るときにメガネが必須なので、すぐに取り出せるところにメガネ置き場あるのはとっても便利。合わせてメガネ拭きも入れています。あと小銭入れや小さいカメラとかも入れています。冬場にはインナーグローブが入ることもあります。(今使っているタンクバッグはここまで入れるとパンパンになる)
また、ツーリングに出かけると ETC の使えない有料道路を通ることがあります。料金所対策として、タンクバッグに1,000円札を1枚入れておいて、料金所でポイッと手渡し、お釣りをそのままじゃらっと入れると、とてもスムーズです。ETCをつけるまでは、どこでもこれで支払っていました。通行券も入れてました。
デメリット
なんといっても、給油口をふさいでしまうことでしょうか。ツーリング先で、給油のたびにタンクバッグを外すのは面倒といえば面倒です。どれだけ、面倒臭さを減らせるかがタンクバッグを有効利用できるかのポイントになってきます。(今はガソリンの給油口がシート下にあるので NC乗りには関係ないです!)
また、シートバッグに比べると固定がしにくいです。タンクの形状が丸みを帯びているので、今一安定感が得られません。特に、大きめのタンクバッグに荷物をたくさん入れるとタンクバッグが丸みを帯びてきます。タンクもバッグも丸っぽくなり、丸いもの同士が接するので安定感が得にくいです。
パッと思いつくのはこの二つのデメリットで、特に大き目のタンクバッグを使っていた時には、多少の使いにくさを感じていました。
あとは、見た目的に「ださい」と思われる方もいらっしゃると思います。それはもうしょうがないですね。他の積載方法を探した方がいいです。でも、使ってみるとやめられないものってあるので、試してみるのもいいとは思います。
今までに使ってきたタンクバッグと使い心地
タンクバックにも大中小があったり装着方法にも種類があります。今までに使ったものと、それぞれから感じたことをまとめてみます。リストの順番は、買った順番です。
大きさによる違い
一番最初にタンクバッグを買った時には、バイクの乗り降りに影響しそうでシートバッグを使いたくないという理由がありました。そのため大きめのバッグを買いました。
結構たくさん入るには入りました。ただ、たくさん入れば入るほど給油の時に外すのが面倒というか大変になります。また段々と丸まってきて安定感がなくなります。それと固定方法が吸盤だったので、特に冬場は付きが悪くなり、走りながら気になることがありました。なので、使用感はあまり良くなかったです。
タンクバッグは手元に物が置けてとても便利です。ただ、あまり多くのものを入れようとすると丸みを帯びてきて使いにくいです。必要最小限のものだけを入れるようにして、あまり詰め込まないようにして使うのがおすすめです。
バイクへの固定方法による違い
最初に吸盤、次にマグネット、最後に専用のロックシステムのものを使いました。
吸盤については、タンクに傷をつけにくいし、磁力によってカード類がダメになる不安が全くないのがいいところです。ただ、時間とともにだんだんと吸着力が下がります。なので1シーズンごとぐらいには吸盤を買い換えた方がいいかもしれません。これがとても面倒な気がします。コストもかかるし。
あとタンク形状とのフィッティングも気になるところです。 吸盤型のタンクバックでは、フィッティングしやすいように吸盤の位置を移動できるようになっているものが多いです。でもやっぱり最適な所につけるのはなかなか難しいと思います。これはバイクによりけりですね。
マグネット式は、タンクが金属製なら一番つきやすいかもしれません。磁石の威力はかなり強いです。
ただ、磁力によって壊れてしまうものをバッグの中に入れるのが多少気になります。現実的には磁石にぴったりつけるようなことをしなければ大抵は大丈夫だと思います。ただ気にならないかといえばやっぱり気になります。
それと、タンクに傷をつけやすいという意見をあちこちで見ます。それはそうだなと思います。と、いいつつ、現在は気を付けながら磁石式を使っているわけですが…。
専用のタンクロックシステムはかなり便利です。もし、バイク的に使えるのならこれが一押しです。で、下に続きます。
おすすめのバッグ
大きさやを固定方法の違うバッグをいくつか使ってみて、個人的にお勧めなのは GIVI のタンクロックシステムを使ったものです。このタンクロックシステムは底面が板状になっているので、バックに物を目一杯詰めても底面が丸みを帯びることがなくて、タンクへの装着が不安定になることがありません。完璧ですね。
脱着もとにかく簡単で、ガソリン給油の時にもワンタッチで外せるので、給油の時に邪魔になる感じがだいぶ減りました。
問題点といえば、コストでしょうか。それと商品の選択肢が狭いことでしょうか。あと多くの人には関係ないと思いますが、対応でないバイクには当然使えません。今僕が乗っている NC750S は一般的なタンク部分に給油口がないので、タンクロックシステムが取り付けられません。なので使いたいけど使えないです。
まとめ
タンクバッグは信号待ちなどのちょっとしたタイミングでも物の出し入れができるので、使い出すと本当に便利です。
でも給油の時の面倒臭さがかなりなもので、タンクバックを使わない多くの方の理由はここにあると思います。
そこだけを回避するために小さめのタンクロックシステムを使うといいです。とはいえ、一度タンクバックを使うと、もっとたくさん入れたいという欲求が出てきて、デメリットが強く出てきてしまうというジレンマに陥るに違いありませんが…。あと、小さめだと、休憩の時にハンディバッグのように持ち歩けるので防犯にもなります。僕は財布とか貴重品まで入れて、普段使いのバッグのようにしていました。
いずれにしてもオートバイはあまり積載量がないので、何らかの積載装備が必要になります。その一つとしてタンクバッグを使うのはかなりありです。
上手に使えば、ツーリングの時の物の出し入れがとっても楽になるので、快適なライディングに繋がります。使ったことのない方は、ちょっとした小物を入れるつもりで小さめのタンクバックから使ってみると世界が変わると思います。
ぜひお試しを!で、快適なツーリングを!