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バイクギアのメンテナンス術:雨でずぶ濡れ後の洗濯と革靴ケア

この記事は約10分で読めます。

今年の夏は夕方の天気が不安定な日が多く、天気予報に関わらず強い夕立が多かった気がします。バイク乗りにとってツーリングでの不安材料になってしまいますね。

僕を含め、多くのバイク乗りは基本的には雨の中を走りたくないはず。なので、僕は天気予報重視で、ツーリング自体の延期はよくあります。こんな感じで天気にはかなり気を配っているのですが、ある日のツーリングでは今年の不安定な天候に負け、激しい雨の中での帰宅を余儀なくされました。

帰着時には、上から下まで完全にずぶ濡れ状態。水に飛び込んだのと同じ。なので、毎回は洗わないアイテムの洗濯と履いていた革靴のメンテナンスを行いました。

この記事は直接バイクに関する内容ではありません。が、自分で洗濯やメンテナンスをするのはコスト削減になるし、いつでも必要な時にできると便利なので、もしかしたら誰かのメンテのきっかけになるかもと書き記しておきます。

この経験をきっかけに、濡れたアイテムのケアを見直すことになりました。

普段はあまりしない洗濯や靴のメンテナンス

普段から、自分の着ている衣類の洗濯は日常的にしています。が、革靴のメンテはやったことが無いに等しい。普段着の洗濯はするにしても、バイク関連のものではたまにしか洗わないものもあります。

今回はすべてが完全に濡れ、絞れるほどの状態だったので自然乾燥させておくわけにもいかない気がしたのでやってみました。

洗濯

日常生活では洗濯をしているので、そこそこの慣れ感はあります。

洗濯自体を習ったことはなく洗濯機に物を放り込むだけだったので、洗濯ブラザーズという洗濯屋さんの本で少しだけ勉強したことがあります。洗剤の選び方とかその他もろもろためになってます。

そんな知識と普段の習慣を活かして、今回はバイク関連のずぶ濡れになったもの洗いました。

洗濯したもの

洗濯したものは以下の通りで、普段からよく洗うようなものではないです。

  • メッシュインナーベスト(Komine)
    • プロテクタの下の風通しがよくなるようメッシュ状に作られたベスト
  • メッシュシートカバー(Komine)
    • お尻の下の風通しがよくなり、夏に暑い思いをしないようにするメッシュ状のシートカバー
  • グローブ

特にメッシュシートカバーとか洗わない人の方が多いような気がします。僕も今まで洗ったことはありませんでした。つけっぱなし状態ですね。ちなみに、1年じゅうつけっぱなしです。

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洗濯手順

僕がバイク関連のものを洗う場合、洗う量はそれほど多くないので、手洗いが基本です。

「洗濯機に入れれば簡単じゃん!」と、思われる方は多いと思います。が、大抵の場合、量は多くないのでちょろちょろっと洗える感じで、意外と時間も掛からず手軽です。

あと、浸け置きとかもしたいので、洗濯機よりもいいかなと。毎日の作業で、毎回量が多かったらやっぱり洗濯機を使います。

で、いくつか手順があるので一つひとつ紹介します。

1.消毒 : 臭いや雑菌を防ぐための第一ステップ

「洗濯ものに消毒なんかしないよ!」という方は多いと思います。

僕も普段はそれほどしません。たまにしか洗わないものとか、衣替えの時とか、あと夏場は下着を中心にすることがあります。

洗濯だけでは、どうしても雑菌が残りやすいみたいです。夏場、いくら洗濯をしても臭いが取れないとか経験したことがある方は多いはず。雑菌の繁殖といわれますよね。なので消毒。

熱湯消毒でも臭いは消えます。が、僕は結構化繊のものを着ているので、あまり熱は加えたくないので、消毒液で消毒します。

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消毒液として「オスバン液」(商品名)を使用しています。これは逆性石鹸と呼ばれる製品の一種で、薬剤名は「ベンザルコニウム塩化物」です。他の商品もありますが、「逆性石鹸」というキーワードで探せます。

ちなみに「逆性石鹸」は、菌を抑える特殊な成分を含む消毒液です。普通の石鹸とは役割が違います。

消毒液なので、抗菌作用があるし、医療機関でも希釈して使うことがあるので、ちゃんと希釈さえすれば身体につかっても安全です。

使用方法は、約500倍に希釈して浸け置きします。1時間程度で充分ですが、私は一晩漬けることもあります。それを越えてはしない方がいいです。

希釈の目安は、バケツに水を張り、キャップ1〜2杯のオスバン液を加えます。厳密な計量は不要です。

この漬け置きで、消毒と消臭が同時に行えます。強く効かそうと思って、原液で消毒をするようなことはやめてください。どうなるかはわかりませんが、決していいことはないです。

2.すすぎ : 消毒液をしっかり取り除く作業

消毒したら、消毒液(逆性石鹸)をしっかりと落としておきたい。

というのも、逆性石鹸と一般的な洗剤って相性が悪く、まざると洗剤の洗浄力が出なくなるらしいです。詳細は化学的な話なので、興味のある方はググるなりAIに聞くなりしてみてください。

いずれにせよ、消毒から洗うにはちゃんとすすがないといけないらしいです。とはいえ、そもそも消毒液をかなり希釈しているので、軽く1度か2度すすげばそれほど気にすることはないと思ってます。

3.洗う

洗い方としては、洗濯機に放り込むのではなくて手洗いします。

それほど洗濯物の量が多いわけでもないし、なんとなくバイク関連のものは手洗いしたい気分です。洗濯機に入れちゃっても全然問題ないものもあると思うので、面倒くさい方は洗濯機に頼みましょう。

洗濯といえば洗剤の選択も大切。場合によっては素材を痛めます。

今回の洗濯したものについては特に気にするほどシビアな素材はなかったので、洗剤はなんでもいいといえば何でもいいです。

ただ、バイク関連用品への個人的なこだわりで、今回は日常では使わないthe洗濯洗剤を使いました。この洗剤の特徴というか、一般的な洗剤と違う点は以下の通りです。

  • 中性洗剤
    • 止水テープなどの糊に悪影響を与えない。
    • 防水の機能低下に影響しない
  • 防水透湿機能のあるジャケットでも使える
    • Gore-Texのような素材にも安心して使える
    • 界面活性剤の大きさが通常の洗剤の1/6で透湿機能に影響しない
      • 大きいと透湿のための微細な穴をふさいでしまうことがあるらしい
    • 一般的な洗剤は透湿機能が低下する可能性がある

ちなみに、界面活性剤とは洗剤の主成分で、水と油をなじませる作用を持つ化学物質です。洗濯用洗剤では、その大きさによって透湿性のある生地の機能に影響を与える可能性があります。

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4.干す

軽く絞って、洗濯機でちょっとだけ脱水を回して、干しました。

今回の洗濯物は頑丈な素材だったので、特に問題は起きないだろうと日当たりなどは気にせずに普通に干しました。風通しはいいところです。

これで、ずぶ濡れになってしまった物もきれいになり、また次のツーリングからも気持ちよく走れそうです。

革靴メンテ

さて、靴のメンテです。

日常的に革靴を履くことはほとんどないし、今までの人生でもほとんどないです。ずっとスニーカーというかラフな靴。

なので、バイクで革の靴を履いて雨でずぶ濡れになるなんて、ある意味最悪な状況です。ただこの靴、大型免許を取ったご褒美というか記念的に買ったものなので、大事にしていきたいと思い、ケアしました。

今回のケア対象の革靴

靴は、Wild Wing社のスワローです。色はクレイジーブラウンと呼ばれるもので、ヌバック(起毛)地です。

バイク用の革の靴としては安価で15,000円くらいで買えます。バイク用の靴って数が出ないせいか高いですよね。革でなくてもそのくらいは軽くします。

で、比較的リーズナブルな靴ですけど、履いていて特に問題はないし、安い感じもしません。(高いものを知らないだけかもだけど…)

足付きに不安のある方には、厚底もあって結構お勧めだと思います。

ケアの手順

やったことを書いておこうと思いますが、専門家ではないので「そりゃまずいよ!」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まぁ、僕の靴だということで勘弁してください。

汚れ落とし

まずは汚れを落とす。

だいたいどんなものでも同じような工程ですね。バイクだって、最初にざっと水を掛けてほこりなどを落としてから洗剤を、みたいなのがあるのと同じです。

一般的には、ブラシを使って汚れ落としをするのだと思いますが、僕はブラシを持っていないので、スコットタオルで軽く拭く感じになりました。

あまり良くないとは思いましたが、無いものは仕方がないです。今は、ブラシを用意しました。

あと、大抵の革の靴は、この後クリーナーを使ってさらにきれいにすることができるようです。クリーナーも各種売っていますね。

実は、僕もやってみようとクリーナーは買ってありました。が、僕が用意したクリーナーは起毛系の革には使えないことが判明して、クリーナーは使っていません。

事前準備が悪すぎる…。

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オイルを塗る

汚れを大体落とせたら、革の状態を良くしておくためにオイルを塗ります。どういう原理かはわかりませんが、オイルを塗っておくといいらしいです。あと、防水効果も出るらしい。

今回のような大雨の中では何をやってもダメでしょうけど、軽い雨ならしのげるみたいです。

オイルは手持ちのミンクオイルを使いました。もともと革ジャンに塗るために買ったものですが、靴にも使っても大丈夫みたいだったので、これを使いました。

ただ、起毛の革に塗ると起毛がつぶれるので良くないらしいです。とはいえ、Wild Wing社のウェブサイトには、それはそれで味が出るのであり、みたいな記述があったので、僕はそこに乗ることにしました。

結果、起毛な感じは確かになくなりましたが、特に変な感じにはなっていないです。これはこれでいいです。

ぬり方に関しては、またスコットタオルを使いましたが、YouTubeで調べていると指で塗るのがいいとのこと。体温で温度が上がるのがいいみたいです。自分の指なら繊細だし、いいんでしょうね。

塗り方はともかく、極力むらなくきれいに塗るように努力します。出来栄えはキレイなほうがいいですからね。

表面的なところから、影になっている表からは直接見えないところまで、自分なりの丁寧さで塗ってみました。丁寧に塗っていくことで、直接靴をよく見ることになり、傷み具合などもわかりやすくて良かったです。

革靴にやったメンテをまとめてみます。

  • オイルを塗る
    • 手持ちのミンクオイルを塗った
    • ヌバック用のオイルもあるらしい
      • 気になる方はそれを使うといい
      • ただミンクオイルでもそれはそれで味になる
    • スコットタオルで塗ったけど、指で塗るのがいいらしい
      • 体温で温度が上がるのもいいらしい
      • 次は指塗りを試してみたいと思います。
      • より、綺麗にむらなく塗れれば最高です。

まとめ

自分でできること専門家に頼まなければいけないことっていろいろあると思います。個人的には自分でできることはなるべくやってみることが大切だと思っています。

というのも、

  • コストダウンになる
  • 新しい技術の習得できる
    • 自分にできることが増える満足感が得られる

と得られることがそれなりにあります。

あと、そもそも論ではありますが洗濯はマメにした方が良いですよね。

そんな時には洗剤に気を付けたいです。バイク着、特にアウターは防水や透湿機能があるものが多いので、それらを痛めないようにしたいです。

あまり気になったらクリーニング屋さんに出すのが簡単でいいですね。僕は自分でやってみたいけど。

靴に関しても月に一回ぐらいはメンテをしたほうが良いらしいです。

といいつつ、この記事のメンテ実施から今まで一ヶ月以上経っているのにやってないです…。なかなか面倒ですよね。

ただブラシは用意しました。次はブラシで汚れ落としからできます。

僕がバイクに乗るのは仕事ではなくて趣味の世界です。

なのでできることは自分でやって行きたいと思います。その質については、最初はうまくできなくてもやってるうちに段々とうまくなっていくんじゃないかなと。

趣味に関することはなるべく自分で網羅したいです。

ということで、そういうところまで気を配っていつも気持ち良い状態でツーリングをしたいものです。

全部が人任せでしたら、何かしら簡単そうなことを一つやってみると世界が変わるに違いありません。

ということで、最後に僕が一番大切だと思うこと。

バイクに乗ればその周辺で汚れたりメンテナンスが必要なものが出てきます。それは「必要な時にできる」ことが大切かなと。

僕は今回の雨に降られた経験で、自分でメンテナンスする方法を知っておくこと、できることがあると心的に安心だなと感じました。

クリーニング屋さんや専門店に頼むのも良い選択肢なんですけど、突然の雨や汚れに対して、自分である程度対処できる知識と技術を持っておくことで、リアルタイムな手当てができて、大切なアイテムを長く快適に使うことができます。

この記事が、今まで全部を人任せだった方々のメンテナンス挑戦のきっかけになれば幸いです。

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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