初めてのユーザー車検を通してきました。特に怖いこともなかったし、費用もあまり掛かりませんでした。
初めてバイクを買うとき、「車検は大変そうだから250㏄より小さいバイクにしよう」と検討していた自分がいつの間にか大型に乗るようになり、そしてユーザー車検を通すようにまでなっていました。
さて、ユーザー車検。結果は、特に問題もなく通りました。初めて自分で行う車検だったので、いろいろと学びがありました。
ユーザー車検に慣れている方はともかく、これからチャレンジしようと考えている方の参考になればいいなと、準備や気づいたことを紹介します。
検査手順を丁寧に解説してある情報はたくさんあるので、この記事では、僕自身が実際に受けてわかったこととか、多少迷ったこととかを紹介します
初心者ライダーの初めての体験なので、何かしら勘違いで変なところがあるかもしれないです。その辺はご容赦ください!
初めてのユーザー車検。ユーザー車検は怖くないし、車検が高いは錯覚だった!?
今回、初めてのユーザー車検をやってみて、一番学びになったのが費用の話かもしれないです。
自分もそうでしたけど、最初に250ccのバイクを選んだのは車検がなかったからです。なんか、車検ってとっても費用が掛かるような気がしていたので。
でも、今回のユーザー車検を体験したことで、それは錯覚だったことに気づきました。
「車検が高いから250ccにする!」という方は、ちょっともったいないかもしれない。実は、それほど車検の費用は高くないんです。
バイク屋さんに車検を頼むと6~7万円くらいになると思います。2年に一度6万円。ちょっと高いって思いますよね。でも、実は、250ccだってノーコストなわけじゃないです。その辺を比較してみます。
以下、車検の時にかかる費用を車検のないバイクと比較してみます。
ここでは、いくら掛かるかというよりも、差額を確認します。そうすると、今までと違った世界が見えてくるんじゃないかと。
項目 | 車検なし | 車検あり | 費用差 |
---|---|---|---|
点検整備費用(24ヶ月点検) | 〇 | 〇 | ― |
代行手数料 | × | △ | 15,000 |
自賠責保険 | △ | 〇 | |
重量税 | × | 〇 | 3,800 |
印紙代 | × | 〇 | 1,700 |
光軸調整(テスター) | × | 〇 | 1,500 |
一つ一つみていきましょう。
■点検整備費用
点検整備費用は車検の有無に関わらず、法律的にすべての車両に必要です。
法律的にいいか悪いかは別として、車検のないバイクで点検しないのであれば、車検のあるバイクでも点検しなければコストは変わらないです。つまり、何も点検整備しないでユーザ車検にチャレンジする、と。
なので、大雑把ではありますが、差額はなしです。
■代行手数料
普通にバイク屋さんに車検を頼むと代行手数料が掛かります。大体15,000円くらいのようです。お店によって違います。
これは比較的大きい差です。ユーザー車検にすれば代行手数料は掛からずにゼロです。
■自賠責保険
車検のあるバイクは車検のタイミングで払います。
では、車検がないバイクはどうか。車検のタイミングはないけど、やっぱり払わないといけません。車検ありのバイクと違って、支払い期間を自分で選べます。期間が長ければ長いほど安くなります。が、払うという意味では同じです。
なので、大雑把ではありますが、ここでも差額はなしと考えましょう。
■重量税
重量税は、車検のないバイクは新車登録時に払うだけです。いったん払うとあとはコストゼロだし、中古で買うと一切払いません。
車検のあるバイクは車検ごとに払います。今回、僕がNCの車検で払った額は3,800円。
なので、車検のないバイクとの相違点になります。3,800円/2年です。
■印紙代
車検手数料と思えばいいと思います。車検手数料なので車検では必ずかかります。これは1,700円かかりました。
参考までにですが、車検場で重量税と一緒に支払います。合わせて5,500円でした。
■光軸調整(テスター)
車検コースで一番落ちるのが光軸のズレだそうです。ズレていたら、ほとんどの人が車検場の近くのテスター屋さんで調整してもらうようです。この費用を一応計上してみました。
今回、僕は一発で通ったのでこの費用は掛かっていません。一応、自分で光軸チェックをしてから車検に臨みました。
ということで、ユーザー車検にして、光軸調整もしなければ、車検のないバイクとの差額は5,500円になります、2年間で。
もちろん、バイクが大きくなれば、消耗品とかのコストは上がります。燃費も悪くなるし。でも、車検が高いとはちょっと違うわけですよね。
仮に「ユーザー車検はできない」という方は、印紙代と重量税の5,500円に代行手数料を加えれば、2万円強の差額です。思ったほど変わらなくない?
確かに、車検ありのバイクの場合、車検の時に一括での出費になります。なので、大きく感じることになるのだと思います。ただ、2年間コストを見ていくと、それほど大きな差にはなっていないです。
車検前整備はできる範囲で自分でする
ユーザー車検の場合、バイク屋さんに整備をお願いしないことが多いと思います。その分、自分でやらないといけないですね。
日ごろから、少しずつ整備・メンテナンスをしつつ、整備技術を習得していくといいと思います。バイクにもより近くなりますよね。
今回は、一通り点検整備記録簿を付けながらやっていきました。記録簿はバイクについているやつでもいいし、ネットからダウンロードできるし、買うこともできます。
ちなみに、今回交換していったものは、
- エンジンオイル
- ブレーキフルード
- エアクリーナー
で、タイヤとかブレーキパッドとかは、まだ問題ない消耗具合でした。あと、車検とは直接関係なかったですけど、パーキングブレーキの調整もしてます。
車検でよく落ちるらしい光軸については、自分の家の前で確認はしてみました。そんなに狂っている感じではなかったので、そのまま何もせずに受けました。結果は〇でした。
調整方法については、YouTubeを探せばそれなりの数あります。
予約
ユーザー車検にバイクを持ち込むには、予約が必要です。予約は、オンコースからのみです。
これを読まれているあなたは、インターネットを使える人だと思います。そういう人には、特に難しいことはありません。
自動車検査インターネット予約システム
車検はどこでも受けられるようですが、基本的には近いところで受ける方がほとんどだと思います。そうすると、僕は埼玉運輸支局となります。
埼玉県でいえば、4つの車検場があります。
- 埼玉
- 所沢
- 熊谷
- 春日部
どこで受けてもいいのですが、混雑具合は全然違います。なんで変わるのかは謎です。
以下、空いている順に並べます。
埼玉 ≒ 所沢 << 熊谷 ≒ 春日部
埼玉が一番空いていて、埼玉より多少混んでいるけど所沢も空いていて、熊谷と春日部は劇混です。
埼玉、所沢は、日によっては当日でも予約できる感じ。熊谷、春日部は10日以上先じゃないと取れない感じです。なので、車検ギリギリになったら、熊谷・春日部だと申込みすらできないです。
埼玉で受けましたけど、コースは1本だし、特に容量が多いとかそういうことではないような気がします。謎だ。
車検は一月前から受けられると思うので、早めに混雑具合のチェックはしておいた方がいいです。
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