まだまだ真夏の暑さが残る中、仕事関係の仲間とNC750Sでバイクツーリングに出かけてきました。秩父から甲府に降り、そして奥多摩から帰ってくるルートで、美しい自然と温泉を楽しんできました。
普段は、ガリガリとひたすら走るだけのことが多いのですが、今回は観光というか登山みたいなこともありました。珍しい…。
普段はソロツーな自分にとって、今回は珍しく2台でのツーリングとなり、いつもとはちょっと違った楽しみ方を体験できました。
【走行日】2024.09.15
バイクツーリングの全体ルート
今回のメインルートは、まず国道299号線で秩父へ向かいました。秩父から国道140号線で雁坂トンネルを抜け、西沢渓谷で軽めの登山(観光?)を楽しみ、甲府のハヤブサ温泉に立ち寄り温泉を満喫しました。帰路は国道411号線で奥多摩を経由し、自宅へと戻るコースでした。
全行程を一般道のみで走破した、渋滞とは無縁の低コストツーリングとなりました。
今回のバイクツーリングで立ち寄った場所
場所 | 到着時間 |
---|---|
自宅出発 | 7:00 |
道の駅あしがくぼ | 8:04 |
道の駅 大滝温泉 | 10:12 |
西沢渓谷 | 11:17 |
お食事処 はやし | 13:36 |
はやぶさ温泉 | 14:03 |
道の駅 たばやま | 17:27 |
自宅帰着 | 21:35 |
道の駅あしがくぼ
埼玉でのバイクツーリングの聖地として知られる道の駅あしがくぼに立ち寄りました。休憩が目的でしたが、予想通り多くのバイクや車で混雑していました。
【バイク駐輪情報】 バイクがたくさん集まっており、専用スペースだけでは足りない状況でしたが、停める場所に困ることはまずないと思います。
道の駅 大滝温泉
次の休憩ポイントとして、道の駅大滝温泉に立ち寄りました。屋台のB級グルメ系の食べ物で小腹を満たします。
ここでは、この後通過予定の雁坂トンネル(有料)の事前チケットを購入します。多少安くなるし、料金所で小銭を探るよりもチケットを渡す方が簡単なので、雁坂トンネルを通過する方にはおすすめです。この事前チケットはあまり広く知られていないようで、あまり使っている人はいない気がします。なので、なんとなく得をした気分になれます。
【バイク駐輪情報】 専用スペースはありましたが、停めきれなかったため空いているところに停めました。ただ、停められないことはないと思います。
西沢渓谷
同行者の希望で西沢渓谷に立ち寄りました。場所的には雁坂トンネルを抜けたらすぐです。
AIでの解説によれば、『西沢渓谷は、山梨県山梨市にある渓谷で、雁坂トンネルを抜けてすぐの場所に位置しています。美しい自然景観で知られ、ハイキングや観光の人気スポットとなっています。』ということです。が、個人的には耳にしたことはありませんでした。
同行の彼は以前にも来たことがあって、でもその時には時間の関係でほとんど回ることができなかったとのこと。なので、リベンジです。僕は初めてだったけど。
当初、30分ほど歩けば渓谷にたどり着くということだったのだけど…、なかなかそうもいきませんでした。あとのことは後述のハイライトのところへ。
【バイク駐輪情報】 西沢渓谷には市営の無料駐車場と有料駐車場があります。通常は無料駐車場に停められるでしょう。バイク専用スペースはありませんが、今回は2台だったので車1台分のスペースに停めました。
有料駐車場は、無料駐車場が満車の場合の予備程度です。特に利便性が高いわけでもなく、無料駐車場とあまり変わりません。そのため、バイク乗りは最初から有料駐車場を選ぶ必要はないでしょう。
はやぶさ温泉
Google マップ上で見つけた評価の高い温泉、はやぶさ温泉に立ち寄りました。雑誌などのメディアにも取り上げられた施設で、注目を集めているようです。
詳細は後述のハイライトのところで。個人的には残念だった感が強めです。リピートよりも新規開拓の道を選ぶかな。
【バイク駐輪情報】 特にバイク専用スペースはありませんが、駐輪には問題ないと思います。舗装はされていますが、多少の砂利が浮いているので注意が必要かもしれません。
お食事処 はやし
遅めの昼食として、はやぶさ温泉の近くにあるお食事処はやしに立ち寄りました。Google マップでの評価も高く、この地域の名物である「ほうとう」を売りにしていたので、食べました。
割とたくさん食べる方ですが、充分に満足できました。
【バイク駐輪情報】 特に専用スペースはありません。割と混雑しているので、多少注意が必要かもしれません。今回は砂利敷きのところに停めました。
道の駅 たばやま
帰路の途中、道の駅たばやまに立ち寄りました。ほぼ休憩のみです。
この道の駅には温泉があって、なんとなく気になってます。この温泉を目指してツーリングにすると、個人的には距離的に少し短い感じがするので、なんとなくツーリングでの行先選択肢から外れてしまいます。
でも、近いうちにぜひここにも来てみたいと思います。
【バイク駐輪情報】 なんとなくたくさんの車が居るような気がしますが、バイクは特に問題なく停められると思います。
ツーリングのハイライト
天候とルート設定
この時期は天候が不安定で、夕方になると雨が降ることが多い日々が続いていました。今回のツーリング当日も、朝から晩まで晴れという予報ではありませんでした。ルート設定をしようと天気予報を眺めると、秩父は午後から雨予報で奥多摩は一日曇だったため、朝のうちに秩父を通過する秩父→奥多摩ルートを選択しました。
実際にツーリング中に雨雲レーダーで確認すると、秩父を抜けた後に雨が降っていたので、今回のルート選択(回る方向)はうまくいったみたい。が、いつものように夕方から天候が崩れる傾向は変わらず、家の近くまであと数キロというところで雨雲レーダーで赤いエリアに突っ込むことになってしまいました。
途中、怪しいと思ったところで合羽を着たので、全身ずぶ濡れにはなりませんでしたが、やはり雨のない状態で帰ってきたいものです。バイクに乗る以上雨に降られるのは仕方ないですが、楽しさも半減するので、うまく走っていきたいと思います。
西沢渓谷
ということで、西沢渓谷に行きました。最初の話では30分も歩けば渓谷の奥までいけるということだったのですが、記憶違いだったようで実際にはトータル10.5km、3時間半かかるコースでした。時間的にも体力的にも装備的にも全部を回るのは無理なので途中案内図3番の三重の滝で引き返してきました。
現地コースにあった案内板にも「ここは登山です」と明記されており、準備不足の人にはかなりハードな印象です。最初のポイントの山荘までは特に大変な感じもないし、特に山装備がなくても大丈夫です。山の中の整備された遊歩道な感じ。でも、僕らが行った三重の滝の先は勾配もきつくなるようです。三重の滝引き返しでよかったと思います。
山荘を超えて進んでいくと、途中こんなつり橋も渡ります。そこそこ揺れます。
三重の滝まで行きました。引き返しポイントとなった三重の滝まで、案内図によれば入口から50分。帰りは下りなのでそこまで時間は掛かりませんが、それでも1時間以上かかり、やっぱり疲れましたね。帰りのバイクにまでは影響は出なかったですけど。これはもうバイクツーリングの範囲を超えている!?
全行程の半分も行っていませんが、そこまででも景色はとても良かったです。これより先は、バイクでツーリングというよりも、それなりに歩けるような準備をしてハイキングで行った方が絶対にいいです。
はやぶさ温泉
Google マップで見つけて評価が高かったはやぶさ温泉に立ち寄りました。温泉の質については素人の私には詳しく語れませんが、かなりヌルヌルした感じのお湯で、硫黄っぽいにおいがしていました。
サウナはなく、内風呂1つと露天風呂1つという、いわゆるスーパー銭湯のような豪華さはない温泉です。お湯の質は確かに良いのですが、豪華な設備や多様なお風呂を期待する方には物足りないかもしれません。
個人的には、接客面で少し気になる点がありました。極端に悪い接客だったわけじゃないけど、なんとなく商売優先感をところどころに感じました。
休憩所は食事処を兼ねているため、「食事の方優先」と大きく貼り出されており、何となく使いにくかったです。結局使わなかったし。
また、スタッフの対応にも多少の荒っぽさを感じる場面がありました。「混んでるんだから勘弁しろよ」的な所作というか。
温泉って身体も気持ちもゆったりしたいもの。なのに、そこでギスギスした雰囲気を感じると、せっかくの「場」が台無しになってしまいます。お湯の質は良かったですが、全体的な雰囲気に少し違和感を覚えました。
今回のバイクツーリングのまとめ
今回は自分にとって珍しく2台でのツーリング。普段とはだいぶ勝手が違ったけど、それはそれでいい経験ができました。普段は一人で自由気ままに走り、休み、見物し、食事をしていましたが、今回は他の人に合わせて行動する機会となりました。マスツーリングには参加したことないけど、大人数で行動を合わせるのって、大変ですよね。
天候面では、出発前から少し怪しさがあり、実際に家の近くまで帰ってきたところで雨に降られてしまいました。早めに合羽を着たので、特に実害は受けてないけど、楽しい物じゃないですよね。
バイクに乗る以上、雨に降られることは避けられませんが、個人的には雨が苦手で、降水確率が高そうな日はツーリングを控えることが多いです。今回は帰宅直前だったので、まあまあ良しとしようという気分です。
今までに行ったことのない、初めての温泉に行けたのも大きな収穫でした。お湯の質は良かったものの、施設の雰囲気に少し不満が残りました。世の中にはたくさんの温泉があるので、今後もいろんな温泉をめぐっていきたいと思います。休憩にもなるし、温泉っていいですよね。
今回のツーリングは、いつもと違う形式で行ったことで、自分にとって刺激的な経験となりました。最近は絶景を求めて走ることが減っていたので、この秋は大自然を感じられるようなルートをたくさん走りたいと思います。
皆さんも事故には十分注意して、楽しくツーリングを楽しんでください。
【総走行距離】 268.1 Km
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