癒しのルート。自然の中を、舗装状態もよく周りにほとんど信号も車もない状態で走る30Km。かなり爽快です。後半には、ひたすら静かな温泉も。
ということで、富士山を大回りするようなルートを走ってきました。

ツーリングルートとして人気の道志みちから富士五湖を抜け、富士山西側の富士川を南下するコース。埼玉からだと、高速を使い400Kmを超えるけど楽に走れるルート。
かなり心が癒されました!
走行日:2022.05.29
ルート
今回のメインルートは、富士山を大回りするルート。特に後半の富士川沿いを下るルート。
道志みち→富士五湖(国道139号)→身延→富士川下り(山梨県道9号線、10号線)
ツーリングルートの入口までと出口からは高速を使います。
途中、時間にもよるけど温泉に寄ろうかと。実際には、全体的にかなりの快走路で短い時間でどんどん距離が進み、温泉にも寄れました。
高速道路
今回のツーリングの一番の目的地(ルート)は、身延町から富士川を下ること。なので、まずは身延まで行きます。
そこまでをどうするか。すぐ近くまで高速で行くのもありです。でも、結構な下道好きでもあるので、今回は道志みちから山中湖、本栖湖を抜けるルートにしました。
なので、圏央道で川島IC→相模原ICを走り、道志みちに入りました。
帰りは単純に、ゴールになる道の駅 富士川楽座に接続(併設?)されている富士川スマートICから圏央道川島ICまで走り、帰ってきました。
帰りは、高速で100Km以上の距離があったため、この春から始まった「二輪車定額割引」を初めて使ってみました。
ウェブサイトから申請だけしておくだけなので、当日には特にすることなく簡単です。
みどころ
今回のツーリングは、「自然の中の快走路をひたすら走る」そんな感覚がメインの走り重視ルート。
道志みち
いわずと知れた道志みち。走ったのが朝7時台でしたけど、それなりに交通量はありました。さすがの人気ルート。ライダーの朝は早い。
上り方向にもライダーさんたちがいたので、かなり早くから走っているんだろうな。
途中、山中湖でのロードレースによる交通規制の案内がされました。時間ギリギリな感じだったので、道の駅どうしには寄らずに走り続けます。
あそこでトイレ休憩でもしようものなら、交通規制に引っ掛かっていたでしょう。引っ掛かったら、その後のツーリングはたぶん中止。よかった。
山中湖畔には素敵な景色、素敵なお店があります。が、今回は時間もないことだし、すべて走り抜けました。
富士五湖から身延町
山中湖から国道139号線を走り、樹海を抜け、1000円札に描かれているポイントを抜け身延町に向かいます。
このルートは、かなりクネクネ部分があります。甲州いろは坂と名前がついているみたい。道幅は全然狭い感じではないし、舗装が悪いわけでもないので、結構楽しいです。クネクネ好きな人も充分に楽しめると思います。
本栖湖を過ぎれば、交通量がかなり減り、快適です。
富士川下り 山梨県道9号、10号線
今回のツーリングのメインルートはここ、身延町から富士川を下っていく部分です。
およそ30Kmの距離を、ほとんど車もなく、信号もなく、舗装はよく、景色もよく、とにかく走りやすい、そんなルートを淡々と走りました。
人によっては、「飽きる」のかもしれないです。
佐野川温泉
自然の中を快走することで、心が洗われるルート。仕上げ的には佐野川温泉に寄るのがお勧め。
自然の奥深くにある、古くからある感じの温泉。最新の豪華な温泉ではないのですが、逆にとにかく静かだし心温まる感じです。

温泉は、露天と屋内に二つずつの湯船。湯温順に
内風呂1(温かい) > 内風呂2(ぬるい) = 露天1 > 露天2(ひんやり;源泉)
です。この露天のひんやりする湯船は、暑い時期には身体を冷やしてくれるのでとても気持ちがいいです。今回も5月ながらかなり気温が上がっていたので、生き返る感じでした。ちなみに、一番温度が低い湯舟でも水風呂じゃなくて、少しは温かい感じ。プールよりは温かいです。
夏のバイクはひたすら暑いじゃないですか。たぶん、ずーっと風に当たりながら走り続けてここまでたどり着けるとは思います。夏であればそれにしても暑いはず。ここで身体をクールダウンできます。
あと、古い温泉のせいか、昔の温泉宿によくある、「ほかの人がお湯を出すと、自分のところの湯量が減る」現象が起きます。洗い場の、トータル湯量が足りないのでしょう。最近では、こういうお風呂ほとんどなくなりましたけど、ここにはありました。風情ってことで、許しましょう。
宿泊もできるようです。が、周辺にはなにもないので、バイクツーリングの人が泊まることは滅多にないかな。
富士山展望スポット
ゴール近くには、富士山から駿河湾まで見渡せる展望台的なところもあります。
特にこれといった施設的なものはないです。多少の駐車スペースはあるので、バイクや小さめの車なら停まります。

高台になるので、見晴らしはいいです。富士山も大きく見えます。
今回のルートは、富士山をぐるっと一周回る感じになります。富士山を北側から見るのと、ここのように南側から見るのでは、残雪の量が全く違います。富士山の違う顔が見られるようで、楽しいです。
時間に余裕がある方は、寄ってみてもいいかなと思います。
道の駅
道の駅スタンプラリー帳(2018)を持っていて、初めての道の駅ではスタンプを押しています。スタンプラリー帳のためのツーリングはしていないので、まだまだ空白だらけですけど、少しずつ埋まっています。
今回は、3つの道の駅に寄りましたが、最初に寄ったところはまだオープンしておらずスタンプが押せませんでした。なので、あとの二つのスタンプをゲットしました。
しもべ
本栖湖からだいぶ奥に入ったところにある道の駅です。
人里離れたところ感の強い場所にあったので、人がいるのかと思いましたが、さすがに道の駅。駐車場半分くらいには人がいました。バイクが一番多かったかな。
ここで、スタンプと自分へのお土産的なものを買います。
比較的小さな道の駅です。家族経営な感じ。
スタッフの人たちは、お客様に寄り添う感じでとてもいい感じです。とくに「これ!」というものはないかもしれないですけど、ちょっと休憩な感じで立ち寄るのもいいと思います。
ここでは、わさび海苔と切さんしょうを買いました。わさび海苔は、Amazonなどの通販でも買えます。地元特産ってことでもなかったみたいです。

富士川楽座
今回のツーリングのゴール地点。東名高速の上りサービスエリアとも直結しています。
最初、スタンプ帳には見つからなかったので、新しい道の駅かと思いました。が、よくよく考えると、ここは静岡県。僕の持っているスタンプ帳は関東版なのであるわけなかったです。
ここまで、ずーっと山梨県を走ってきたので、なんとなく静岡に入った実感がありませんでした。
高速のサービスエリアの一部にもなっているためか、それなりの充実した設備でした。

食事
今回のルート、山梨県道9号、10号線はとにかく何もないです。ところどころ身延線の駅があるので、多少の店はあります。が、食事処に関しては、営業時間が比較的短く昼時のみなところが多いです。なので、見かけたら即決する、そんな覚悟が必要かも。
で、唯一のれんが降りているのを見たのが、食堂やがわさん。

事前情報もなかったし、ほぼ選択の余地はなかったです。が、結果的にはとても良かったです。丁寧に作られた感じのご飯が出てきました。
経験的に、丁寧感のある食事処は外れることが少ないです。

まとめ
以前、富士山一周をしていて、個人的にはあまり楽しくなかったです。なんか、風景が単調で。
で、視野を広げたときに、大回りする身延からの富士川沿いを南下するルートが目に入りました。
いつか走ろうと思っていた時、雑誌モトツーリングで紹介されていたのが身延からの南下ルート。結構よさげだったので、梅雨入り前に走ってきました。
途中食事に寄った食堂やがわさんもよかったし、佐野川温泉もすごくよかったです。
今回のルートはとても走りやすいルートで、バイクに乗り始めたばかりの人でも安心して走れます。距離も走れるので、たくさん走った感が得られます。
関東の著名なツーリングルートは、バイクも車も多いです。そんなときには、このルートでひたすら走るのもいいと思います。

総走行距離: 432.7 Km
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