バイクにスマホナビとかUSB電源とかあった方が便利だけど、見栄えが悪いのは嫌ですか?
スーパーカブ110のツーリングをより快適にしようと、いろんな便利アイテムをつけられるマルチマウントバーを装着しました。
今まで乗ってきた他のバイクでも使ってて、とにかく利便性を追求する自分的にはどうしてもつけておきたいアイテムです。
今回、他車種用のマウントバーを汎用ステーの力を借り、取り付けました。これでカブ専用品ではないものの3,000円程度のコストで充分な強度のマウントが付きました。
この記事では、カブに「見栄えはともかくリーズナブルにマウントバーを装着したい」方向けに、僕がやったことを紹介していきます。実は、カブだけでなく他のバイクにも適用できます。
快適なツーリング環境構築の参考になれば幸いです。
取付条件
車種専用のマウントバーをつけるのであれば何も考える必要がないです。が、汎用品や他車種用のマウントバーを選択する場合には、物理的に装着できるできないのほかに、運転に不都合が生じないかを事前にチェックをしておいたほうがいいと思います。
完全に調べ切れるわけではないと思いますが、今回自分的にチェックしておいたのは以下の通りです。
- ミラー取付部の間隔
- 約390mm
- ミラー取付部からメーター類の高さ
- 30mm程度→この高さがないとメーターに当たる
- 取付時にメーターがマウントバーの影に入らないようにする

これらの条件はバイクに実際にメジャーを当てればわかること。ただマウントバー自体の計測が手元にないとできないので、今回は直感に頼りました。
実際、購入したマウントバーでは取付部の間隔390mmが確保できずにユニバーサルステーを使ったわけです。もしマウント類の取付け間隔が事前のわかるのであれば、余計なパーツは使わないで済みますね。
この辺はDIYの醍醐味なんだと思います。
購入したもの
スーパーカブ専用としている売られているものはコスト高な感じがしたので、ほかの車種用のものを転用しました。
そのため、ある意味余計なステーやネジ類を買っています。それでもコスト的にははるかに専用品よりも安上がりに済みました。あと多少の見栄えは犠牲にしているかもしれません。
マルチマウントバー
- Daytona マルチマウントバーFE SWISH用
- メーカー品番 : 99245
- 実勢価格 : 3,000円でお釣りがくるくらい
- ミラー部取付の際に必要になるアダプタ付き
- カブにつける場合には必須なのでありがたい

ユニバーサルステー
- KITACO ユニバーサルステーストレート 70mm 2穴 ブラック
- メーカー品番 : 0900-529-10403
- 実勢価格 : 300円強
- ブラック(塗装)とステンレスがあり、今回はブラックを選択
- ステンレスの方が錆びずにいいというレビューもある

ネジ類
M10のボルト、ナット、ワッシャそれぞれ1個

取付手順と必要な工具
今回採用のマルチマウントバーを装着するにあたって、取り付けの手順と工具について紹介します。
取付手順
特に工作をすることはなく、ただ組み立てていくだけです。
そもそもの設定と違う車種に取り付けるので、組み立て方は自分で考える必要があります。とはいえ、特に難しいものではなく誰でもできるように思います。 ⇒ 特殊工具は不要
結局のところ、バーの部分と取付金具左右の3つのパーツで基本的に構成されています。今回は、ステーを使いましたが、これだけの部品点数なので、マニュアルがなくても誰でも組み立てができると思います。
その際、バーの取付は裏表どちらでも使えるので、自分の好きなようにつければいいと思います。
材料(部品)と工具が全部揃っていれば、作業時間30分はかからないと思います。
必要工具
ある程度の工具を持っている人であれば、特に買う必要はないと思います。二本ずつ必要です。ただ、モンキーがあれば一本ずつでも大丈夫です。
- 14mmスパナを2本
- 10mmスパナ2本


マルチマウントバー使用感
実際に装備して、使った感想です。
まず、感覚的には充分に頑丈です。専用品ではないしステーを追加していますが、特に不安は感じません。
いろいろなものを取付できるバーの部分は、20cm以上あります。これは結構広くて、今のところ
- スマホホルダー
- サイコンの取付ベース
がついています。

スマホホルダー
僕が使っているスマホホルダーは、少し高さがあります。そのためか、走り出すと多少の振動があります。これは仕方ないかな。ただ、実用上の問題はないし、不安も特にないです。
マウントバー自体に多少の高さがあるのと、スマホホルダーにも高さがあるので、スマホナビを見るときに大きな視線移動がなくとても見やすいです。
サイコンの取付ベース
サイコン(サイクルコンピュータ)は軽量小型なので、やはり特に不安などはありません。スマホホルダーと同様なのですが、ある程度の高さに設置できたので、カブ自体のスピードメーターを見るのに比べ、視線移動がかなり少なくなりました。
元々は、内蔵されているGPSで走行ログを録る目的でつけていますが、思わぬ産物でなんかいいです。
サイコンについては、また別記事で紹介します。結構いいですね。
今後のつけていきたいもの
充分なスペースができたので、今後つけたいものは、
- USB電源
- カメラのマウント
といったところかな。YouTube動画を撮ることがあるので、ここにカメラが付けられると自撮りできますね。マウント自体はもう用意してあります。
マウントバー装着によるデメリット
マウントバーは非常に便利そうですが、いいことばかりではありません。デメリットもあります。
一応、デメリットも紹介しておきます。
ブレーキフルード交換
カブ専用に作られた物であれば問題ないです。が、別のバイク用のパーツを使った今回のやり方だとマスターシリンダーの上をステーが通過するので、フルード交換時にはマウントバーをある程度外さないといけないです。
交換ができないわけではないのですが、ちょっと面倒くさいです。専用品だったらしなくていいことをしないといけないわけなので。
1年~2年に一度くらいの頻度のことなので、気にしなくていいと言えばいいのかもしれません。
ウインドスクリーンの取付制限
カブにウインドスクリーンをつける場合、ほとんどがミラー共締めの方法をとっているようです。なので、そこにマウントバーをつけておくと位置的に干渉してウインドスクリーンがつけられないかもしれません。
なので、マウントバーとスクリーンと両方を使いたい場合にはきちっと事前調査をした方がいいです。
見栄え
カブは元々は業務用のバイク。なので、あまりいろいろとついていない。
そのためか、いろいろと装着することを嫌う方が多いように思います。まぁ、あまりものをつけたくない方はこの記事は読んではいないと思いますけど…。
なので、結構派手目になる今回のマウントバーは、見栄え的にはNGってなる方は多いと思います。僕は機能重視系なひとなので、全然問題ないのですが、この辺は趣味の問題ですね。
一応、デメリットな方もいると思うので、入れてみました。
まとめ

今回、カブをツーリング仕様にすべく、マルチマウントバーを設置しました。
これで、スマホホルダーや電源を設置するスペースができました。
マウントバー自体は、他車種用の既製品です。でも、強度的には充分なものがついたと思っています。価格的なことをいえば、専用のマウントバーよりも安く上がっていると思います。
マウントバーは、
バー + ステー (左右)
の構成で実現できます。今回僕が採用したパーツたちではなく、当然ほかのメーカーやパーツが使えると思います。今回は、SWISH用のセットだったので、カブとは幅が合わずにステーを使いました。が、バーの部分を可変長できるもの、例えばカエディア製のバーを使えばかなりすっきりしたものになると思います。
個人的には、ステーだけ使うことになるのは、バーの部分が無駄になるのでやらないとは思いますが…、そういうのもありということで。
この辺は、いろいろと調べて好みのものが見つかるといいですね。
カブを含め、バイクは純正状態だと荷物の積載が苦手です。スマホホルダーでさえつけにくいです。が、このようなマウントバーをつけることでかなり自由度が上がります。ツーリングメインのバイク乗りであれば、スマホやUSB電源などは必須だと思いますので、こんな感じのカスタムはおすすめです。
これでまた利便性が上がったので、快適にツーリングに出掛けようと思います。
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