バイクで巡る、長野から新潟までの絶景ツーリング

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2023年11月3日の秋晴れの日、NC750Sで自分としてはロングになるツーリングに出かけました。

今回の目的は長野県大町・白馬から日本海に至る絶景のルートを走ること。このルート、いろいろな人の動画を見て、一度は走りたいと思っていました。ただ、距離がかなり長くなるので、基本日帰りしかできない自分にはなかなか一歩を踏み出せずにいました。

走ってみれば、約670Kmを無事に帰ってこれました。高速道路って、偉大。でも、時間をとって、もっと一般道を走りたい…。

ということで、いろいろあった、大町白馬日本海なツーリング記に最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

全体的なルート

メインルート(一般道)

今回のツーリングは、美しい景色といわれる安曇野から大町、白馬を抜け日本海に出て、そこから日本海に沿って8号線を走る、そんなルート設定です。

太平洋側から日本海にまで行くので走行距離が長くなり、高速道路の利用が必須となりました。目的の安曇野から日本海離脱(上越市)までが本コースとなり、その前後は移動区間となります。

長野県は安定して素敵な景色の中を走れます。そして、海慣れしてない埼玉県民にとって、海沿いを走るのもなかなかの体験となります。ぜひまた走りたいルートでした。

移動(高速道路)

往復の高速道路での移動ルートは以下の通りです。

行き/帰り高速道路インターチェンジ距離
往路関越道→上信越道→長野道東松山→安曇野200.8Km
復路上信越道→関越道新井スマート→花園214.2Km

往路は、関越道の東松山インターからスタートし、関越道、上信越道、長野道を利用して安曇野インターチェンジまで約200Kmを走りました。

11月とはいえ、日本海海岸線の予想最高気温は20度以上。埼玉でも暑いといえるような日が続いていました。なので、ジャケットは冬用を着ましたが、中は夏仕様に毛が生えた感じ。そんなに厚着じゃなかったです。

朝出発だったので気温もまだ上がってこなかったし、中間地点になる佐久の辺りでは気温が10度を割るくらいまで下がっていました。なので、かなり凍えました。薄い電熱ベストでもシートバックに入れておけばよかった。

長い距離を走る場合には、早朝から深夜になることもあるし、標高が上がることもあるので、いざという時の防寒具を持っておくことがかなり重要になりますね。今回も持ってはいたけど足りなかった…。

復路では、上信越道の新井スマートインターから関越道を経由し、花園インターチェンジまで約210Km強を走りました。夜遅くの帰路も、高速道路を利用することでスムーズに進むことができました。しかし、最後の最後で関越道が渋滞していたのはつらかったです。途中で降りて一般道で帰ってきました。

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立ち寄った場所

場所到着時間
自宅出発5:01
道の駅 安曇野松川7:23
道の駅 白馬11:50
日本海展望台13:54
道の駅 マリンドリーム能生14:40
道の駅 あらい16:14
自宅帰着22:05

道の駅 安曇野松川

到着時刻: 7:23

今回のツーリングのスタート地点に選んだ「道の駅 安曇野松川」は、朝早くから開いている便利なスポットです。ここでは、長野県の大自然を感じながら一息つけます。

到着時間的にはまだまだ早かったのですがスタート時間も早かったので朝ご飯にします。こんな時間から食堂が開いてくれたのはとても助かります。ということで結構がっつり朝食です。

【バイク駐輪情報】

バイク専用の駐車スペースがあり、約10台分のスペースが用意されています。朝早くの訪問だったため、空きスペースは充分。ただし、後からマスツーグループも到着していましたので、時間によっては混み合うことも。

道の駅 白馬

到着時刻: 11:50

白馬では、その名の通り雄大な自然と素晴らしい景色を楽しめます。特に秋は紅葉が美しく、バイクで走るには最高の条件が揃っています。

到着が昼近くだったこともあって、パッと見の駐車場には結構たくさんの車が。そこそこの人気道の駅のようです。

道の駅って、当然ですけど人気に差があって、朝から車が入れないんじゃないかと思うほど混雑しているところもあるし、ここ道の駅?って思うほどのところもあります。ここは人気側ですね。

安曇野の道の駅からそれほどの距離と時間をかけていないので、ここではスタンプと休憩だけにしました。

【バイク駐輪場情報】

ぱっと見、専用スペースがわからなかったので、奥まった空いているスペースの一角に停めました。あとからGoogleマップの航空写真を見てみましたけど、バイク専用スペースは作られていないみたいです。なので、車のスペースに停めます。

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日本海展望台

到着時刻: 13:54

Googleマップで見つけた「日本海展望台」は、小さな施設ながら、その眺望は格別です。人も少なく、静かに海を眺める時間は格別。バイクツーリングのいい思い出になります。

【バイク駐輪情報】

展望台の向かいにある駐車場は広く、バイクを停めるのに困ることはありません。観光客も少なめなので、ゆったりと駐輪できます。

道の駅 マリンドリーム能生

到着時刻: 14:40

驚くほど賑わっていた「マリンドリーム能生」。翡翠の産地らしく、その特産品が目を引きます。ただ、ゴミ箱が見当たらず、ゴミは持ち帰る必要があります。

【バイク駐輪情報】

混雑していましたが、バイク専用スペースと誘導員のおかげでスムーズに駐輪できました。

道の駅 あらい

到着時刻: 16:14

新しい施設の「道の駅 あらい」は、高速道路のインターに近く便利。今回のツーリングでは、ここが事実上のゴール地点でした。

まだ新しい施設なのか、国道を挟んで反対側がメインエリアになるのか、ほとんどひと気のない施設でした。時間が時間で、だいぶ薄暗くなってきていたので、道の駅散策もできず、トイレ休憩と、高速状況チェックのみで出発しました。

道の駅スタンプの押印とかもできなくて、ちょっと残念。そのうちまた行きたいと思います。

【バイク駐輪情報】

メインの施設からは少し離れた場所に停めましたが、駐車スペースは十分にあり、問題なく停められました。メインエリアの状況は不明ですが、一般的には停めやすい印象です。

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ツーリングのハイライト

このツーリングの最大のハイライトは、やはり安曇野から大町、白馬への北アルプスを眺めながらのルートと視界が空と海だけになる日本海に沿って走るのは、ともに絶景です。

安曇野から白馬へのルートは、山々と清々しい空気がバイクに乗る喜びを一層引き立てます。かつてスキーを楽しんでいた地でもありますが、今回はバイクで走ることで全く違う景色を堪能できました。

そして、日本海へと抜けるルートは、海岸線をずっと眺めながらの走行で、まるで心が洗われるような感覚に陥りました。関東ではあまり味わえない、海際を長く走る快感は、このルートならではのものでしょう。

ロングツーリング派のバイク乗りの多い、「どこも観光せずにひたすら走る」そんなツーリングではありましたけど、日本海に出たところで休憩がてら展望に上ってみました。というほど立派なものでもなかったんですけど、 180度は海で海のない埼玉県に住んでいる人間にとっては癒しの休憩時間となりました。特に何かあるわけではないんですけど、ここで一休みするのもいいと思います。

ツーリングが好きで、特に海の近くに住んでいない人なら、海に沿った道路には特別な魅力がありますよね。日本海沿いのルートは関東地方(太平洋側)の海沿いの道路とは感じが違います。地元の人は慣れちゃうんだろうけど、太平洋側では海の際を長いこと走るのは難しいです。埼玉に住んでいるとそもそも海まで行くのが割と多いです。

まとめ

今回のツーリングは、自分にとって一日で一番長い距離を走ったツーリングでした。高速道路で約400Km。さらに一般道でも200Km以上の距離です。

ただ、長距離にも関わらず、速度を控えめにして走行したため、意外と疲れは少なかったです。NC750S、特に僕のNCはDCT(AT)なのでかなり楽に走ることができますね。が、それでもやはり結構な距離でした。

安曇野から白馬まではとにかく景色が美しい。日本海は壮大な景観の中を走り続けられる。このルートを選んだのはこの二つがあったからです。

昔はスキーヤーとして訪れていた白馬も、バイクで巡ることで全く新しい魅力を発見できましたし、日本海沿いの道は、バイクという生身に近い状態で走る素晴らしさを再確認させてくれる場所でした。

今回のように距離を重視したツーリングも良いものですが、次はもう少しゆったりと立ち寄りながら楽しむスタイルのツーリングにしたいなと思います。歳をとってきちゃったし。

日本海沿いのルートは、これほどの距離と際を走ることがなかなか難しい関東地方にお住まいの方にとっては新鮮な体験になること間違いなしです。ぜひ季節のいい時に走ってみて欲しいです。僕もまた、今度は少しゆっくりペースなツーリングに行きたいです。

【総走行距離】 666.8Km

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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