5月後半に、ライディングスクール(以下、ライスク)に参加してきました。もうだいぶ暑くなってきて、バイクに乗るのに冬のジャケットでは暑すぎます。ただじっとしてるだけでも暑くなってきましたね。

バイクは走ることで風を受けるので、ある程度暑くても渋滞しなければ多少は暑さをしのげます。でもライスクでは一生懸命バイクを操作する上に、速度もでなく風があまりないのでひたすら暑いです。休憩時間では、ジャケットやプロテクタなど全部脱ぎ捨ててTシャツ一枚になりたい感じです。
そこで、ライスクのため、今年は人生で初めてのフルメッシュジャケットとメッシュパンツを買いました。さらにプロテクターも一新しました。
本当の真夏になった時にどんな感じになるのかはまだわかりませんが、試走した感じではだいぶ涼しく、フルメッシュの威力はすごいです。 まあ涼しすぎて使える期間は短いだろうな、という気もしますけど…。
この記事では、新調したコミネのプロテクター; SK-828とフルメッシュジャケットとメッシュパンツのレビューします。夏バイクは暑いなぁ…、と対策を考えている方の参考になれば幸いです。
ジャケット
今まで夏用のジャケットは、RSタイチのビエントエアージャケット(RSJ319)というの着ていました 。これはハーフメッシュジャケットです。
一番最初に夏用ジャケット買うときには、フルメッシュジャケットの方が涼しいとは思っていました。ただ、フルメッシュジャケットは着られる期間が短いだろうなと、購入躊躇。で、ハーフメッシュジャケットを買いました。
今振り返ると、最初からフルメッシュジャケットを選べばよかったです。真夏以外の季節では、ウインドブレーカーなどを併用することで、ハーフメッシュよりも利便性が高いと思います。まぁ、ハーフメッシュもあればあったで、細かい調整ができるのでいいですけど、優先順位的にはフルメッシュですね。
スーパーライト NEO メッシュジャケット SDW-4131
そして、今年ライスク参加を意識して買ったのが、南海部品のフルメッシュジャケットです。これにはプロテクターが一切付属していなく(装着できるようにはなっている)、その分価格的に安価で買いです。肩と肘のプロテクターは RS タイチのものがぴったりです 。
僕は元々肘と肩のプロテクターは持っていて、胸と背中のプロテクターは今回新調したので、追加でプロテクタ購入をする必要はありませんでした。
現行版だけどこれ。

フルメッシュジャケットの感想
この南海部品のスーパーライトNEOメッシュジャケットは、ウェブサイトに「T シャツの上にもう一枚の信頼感」 とあるように非常に薄く風通しが良いです。着るのも軽いし、走ってみるとかなり風が入ってきて涼しいです。

インナーに最近流行りの冷却素材のシャツを着れば、渋滞しない限りかなり涼しくライディングできます。まだフルメッシュジャケットを着ていなくて、でも夏の暑さは耐え難いと思っている方は試してみる価値ありです。
今回のフルメッシュジャケットの気になる点
今回のフルメッシュジャケットにも気になることはあります。ただこれは、ジャケットの問題ではなくて僕の選択の問題かもしれません。
というのも、個人的な好みとして多少だぶだぶ感のあるものが好きで、今回買ったジャケットも2サイズぐらい大きめのものを買いました。そのため腕にだぶだぶ感があり、肘に入れたプロテクターが若干動きます。
このままでは肘からプロテクターが多少ずれそうなので、一般に売られているアームバンドをつけました。ドンピシャなサイズで着る方には問題ないかもしれません。ただ大きめが好きな方は、多分気になります。

あとは特に気になった点はなく、このジャケットは結構いいなと思っています。あっ、デザインがダサいという意見を Amazonレビューに見ることができました。デザインに関しては僕は気にならない人です。
プロテクター
今まで胸のプロテクターはHYODの D3Oのものを使っていました。
D3Oってプロテクター素材です。普段は柔らかくて衝撃が入ると一瞬で硬くなるそうです。なので、プロテクター的には普段は身体にフィットしていて、転倒などで衝撃が入った時には硬くなって身を守ってくれるってことです。最初に聞いた時には信じられなかったです。すごすぎる…。
ただこれは風を通す感じがなく暑いような気がします。 あと冬用ジャケットの背中のプロテクターが貧弱だったので胸と背中が一体になっているかぶるタイプのものが欲しいと思っていました。

コミネ SK-828 エアスルーCE レベル2ボディアーマーフィット
今年、コミネから風通しの良さげな胸と背中のセットになったかぶるタイプのプロテクターが発売になったので買いました。新製品です。
名称にエアスルーと入っているのできっと風通しが良いだろうと想定しました。写真を見る限り、表面にたくさんの穴が空いていて風通しよさそうに見えます。
ただ、実際に裏側には柔らかい素材のものが貼ってあり、表面ほどの穴は開いていないので思ったほどは風通しは良くないです。ただ今まで使っていたHYODのものに比べればかなり風通しは良いと思います。




実際に装着した感想としては、それほど涼しくないということ。プロテクタ内に風が流れれば多少の涼しさは感じるかもしれませんが、実際にはプロテクタが身体に密着しているので、風はあまり流れません。やっぱり、身体に風が直接当たる量が涼しさの決め手になります。
また、このプロテクターにも気になる点はあります。
HYODのものは柔らかいのでフィット感はとても良いです。
このプロテクターは表面が硬いので、装着感がとても強いです。アニメとかのロボットになったような感じ。硬い方がいざという時に安心感があるような気がしますが、普段は柔らかめの方がフィット感があっていいです。
そういう意味では、いざという時にだけ硬くなるHYODのD3O素材はとても優れてますね。
着け心地はともかく、装着はとても簡単なので、一年を通して使えます。ジャケットを脱いだらプロテクターもさっと外せます。肘や肩のプロテクションのことも考えないといけないですが、冬用にバイク専用の以外のジャケットが使えるようになり、今までバイクジャケットを使っていなかった方にもお勧めです。

メッシュパンツ RSタイチ クロスオーバーメッシュパンツ RSY256
今回夏用のパンツも買ってみました。一つは最近ネットでも話題になることが多いワークマンのライディングパンツです。ただこれは、膝プロテクターの位置が良くなく、実際には使い物にならないと思います。
ライスクの時には膝からすねにかけたプロテクターをするので気にならないのですが夏の普段使いにはどうかなと思います。普段膝のプロテクターもいらないかなと思っている方にはいいかもしれないです。とにかく安いので買いやすいです。
品切れになっていることが多いようですが、うちの近所のワークマンプラスにはまだ在庫がありました。さいたま市近辺にお住まいの方で探している方はお早めに。
それとちゃんとしたプロテクションもあるバイク専用のパンツが欲しいと思っていました。そこで RS タイチのクロスオーバーメッシュパンツを買いました。
このクロスオーバーメッシュパンツ、一応メッシュパンツではあるのですが上で紹介したフルメッシュジャケットのような風の入り方はしません。多少暑いです。とはいえジーンズよりは風通しがよく涼しいと思います。
この記事の本題であるライスクに行く時にはワークマン、ツーリングに行く時にはRSタイチのパンツを履いていく感じになります。
まとめ

夏はバイク乗りにとって結構きついシーズンです。少しでも快適に、そして安全に走ろうと思えば専用のジャケットやパンツがいいと思います。個人的にはTシャツに短パン、素手やサンダルでバイクに乗ることはないです。
かなりのビビラーなので、いざというときのことを考えると怖いんで。
特にライスクでは、転ぶ可能性もあるので、できるだけ安全装備で参加したいものです。あまり重装備になると暑さに耐えられなくなるので、いかに涼しい薄着で、でも安全でいられるかを考えました。
そうした時に今回の買い物は割と良い答えになっているのではないかなと思います。
フルメッシュジャケットは往復ではとても涼しくて快適です。朝、会場に行くときなどは肌寒いぐらいです。パンツもプロテクターが付いて風通しが良くて生地が頑丈なものがいいです。
夏のライスク参加のために上下とプロテクターまで全部今回揃えました。実際ライスクに参加してきましたがそれなりに涼しいし安全性も確保できたように感じます。
バイクは不安定で転びやすいものです。転んだ時の身体へのダメージは非常に大きいです。でも、とても楽しい乗り物なので安全に気をつけながらバンバン乗って行きましょう。