
今、僕のバイクの総走行距離は25,000Km弱。中古で買ってからは、10,000Km強乗ったことになります。
フロントのブレーキパッドは、前のオーナーによっていつ変えられたのかわかりません。ただ自分的には1万キロ以上乗ったし、そろそろ交換時期だろうということで交換しました。
作業は自分で行いました。この記事では、パッドについての話をシェアし、作業については別記事で紹介します。
交換したパーツ(ブランド)
今回の交換での取り外したものと新たに導入したものを紹介します。
RK MA-X → Daytona HYPERPAD
系統的にいえば、メタル系からレジン系に交換しました。メタル系やレジン系という言葉は世の中にたくさんあるので、興味があれば調べてみてください。
超ざっくりいえば、メタル系は、金属を高温で焼き固めます。効きがよく、天候にも左右されにくいといわれています。が、価格は高めです。レジン系は樹脂を焼き固めます。メタルよりは効きが落ち、天候にも左右されやすいといわれています。価格は安めです。
ただ、メタルは良くて、レジンがダメということじゃないです。僕が今回レジン系にした理由などは、あとの方で紹介します。
今回外した旧パッド
今回交換したパッドは前のオーナーさんが入れたもので RK のシンタードパッド(メタル)でした。交換時期はわからないので、実際に僕が何キロ使ったのかわかりません。バイクが僕に来る前にこのパッドでどれくらい走ったかはわかりませんが、もう少し使えそうでした。
なので僕のような乗り方なら1万キロ以上は充分に使えるパッドです。
今回入れた新パッド
新たにチョイスして導入したのはデイトナのレジン系(セミメタル)パッドで通称「青パッド」です。商品名的には、HYPER PADですね。
デイトナにはシンタード系とレジン系のそれぞれに高級バージョンと低級バージョンがあります。レジン系の高級バージョンといえば、人気の赤パッドです。そして、今回は一番安い青パッドの採用です。
ブレーキパッドの選択
ブレーキパッドって、たくさんのメーカーからたくさんの種類が出ているので、どれを選んでいいのか難しいですよね。今回自分でも結構迷いました。そしていろいろ調べました。
その結果わかったことは、たぶん100点のチョイスは出来ないということ。逆にいえば好きなブランドや好きな人が使っているものを使えばいいんじゃないかなということです。
調べだすと、選択する要素ってたくさんあります。パッと思いつくところでこのくらい。
- 価格
- 効き具合(摩擦係数)
- コントロール性
- 耐久性
- ローターへの攻撃性
- 入手のしやすさ
それぞれの要素があっちを立てるとこっちが立たずのような感じで、結局自分はどんな性能が一番欲しいのかというのが重要なポイントになります。となると、自分をちゃんと理解してなきゃいけないわけで、それが実は難しかったりします。
さらにそこがわかったとしても、その条件を満たしてくれるのがどのパッドなのかがわかりません。世の中にある全部のパッドをテストするわけにはいかないので、結局は自分にとってどのパッドが最適かわからないわけです。
バイク屋さんであっても常に全部のパッドをテストしているわけではありませんし、あなたの好みがどこにあるのかも正確には把握できないはず。
ということを考えると、好きなものを選ぶのが簡単だし楽しいかなと思います。激安の中華などをチョイスしなければ、もしあなたが初心者であるならば、どれも大差ないと思います。特にツーリングがメインの人であれば何を使ってもそれほど困ることはないと思います。
では、今回僕はどうしたかという話です。僕はほとんどツーリングと街乗りがメインです。あと、基本的には雨になったら走りません。ごくごくたまにライスクには行きますが、本当にたまに。
ツーリングものんびりトコトコ型なので、峠でブレーキパッドを焼くような走り方はしないです。となれば、メタルパッドにする必要はないかなと思います。
今回優先度を上げてみたのは価格とローターへの攻撃性と入手のしやすさです。特にデイトナの青パッドはかなり安いので、そこが決め手になりました。メーカーも街乗り向けでコスパも究極まで追求したといっているのでまさに僕の要求通りです。
もしかしたら減るのは早いかもしれませんが、自分で交換作業するのでそこはあまり気にしませんでした。ホイールが汚れやすいかな…。
新パッドの使用感(レビュー)
交換して少し走ってみた感想です。今では前のパッドから変えたことすら忘れてしまうぐらいです。良くもなければ悪くもない、そんな感じでしょうか。
前のパッドは RK のメタルで、RK としては高性能なパッドです。それに比べ今回のデイトナの青パッドは一番安いパッドです。でも僕の感じでは大差ありません。というのも、たぶん僕の走り方がのんびりトコトコ型なので、ブレーキにそれほど負担をかけないからだと思います。RKの性能が悪いといっているのではなく、差が出るほどの使い方をしないってことです。
ただ感触は少し変わりました。操作に影響するほどのものではありませんが、握りが柔らかくなって、パッドがローターに吸い付くような印象があります。前のほうが固い平らな面を押すような感じですね。なのでメタルとレジンの違いを微妙に感じてるんじゃないかなと思います。
でも、本当に日常的には全く変わったことはないです。
ブレーキフルード
ブレーキパッドじゃないですけど、パッド交換ということで合わせてブレーキフルードのエア抜きも行いました。
ブレーキフルードは、以前より古河薬品工業のdot4を使っています。安くてどこでも手に入りやすいです。今回のパッド交換前にも入っていましたが、タッチも悪くなく特に問題も起きていません。なので継続利用です。
同じく国産に CCI のブレーキフルードもあります。そのうち使ってみようかなと思います。次回かな。あまり高いのは要らないです。
まとめ
バイクって趣味性が高くて、一言バイクに乗るといっても色々な楽しみ方があります。それだけブレーキパッドの選び方にもこだわりが出てくるわけで、自分に最適なものを選ぼうとすればするほど難しいものになります。
でも、純正は面白くない。それに価格的に一番高い。その辺が厄介ですね。ぶっちゃけ純正の価格が一番安かったら今回はたぶん純正を買っていました。
この辺のパット選びも実は楽しみの一つだというのはあると思います。実際僕も結構楽しかったです。
次にはリアパッドの交換が待っています。こちらはデイトナの青パッドじゃなくて、RKのレジンを使ってみようかな。でも買うその場になるとまた違うものを選んでいるかもしれませんけど。
ブレーキはとっても重要な部品です。だから選択は慎重になるというのはあるかもしれません。裏を返すとメーカーもそれなりに真剣に作っているはずなのであまり考えすぎなくてもいいと思います。
気になるものがあったらどんどん試してみてもいいかもしれないですね。
気になるものをどんどん試すには自分で作業できた方がいいです。次の記事では自分で作業をすることについて書いてみたいと思っています。そちらもお楽しみに。
それでは楽しいバイクライフを!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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