もうすぐ車検。整備がてらエアクリーナーを交換する。

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4年または40,000Km走行。これがNC750Sのメーカー指定エアクリーナー交換時期。

で、僕のNC。2016年式で走行距離21,000Km。距離的にはまだまだだけど、時間的には充分交換時期を過ぎているかもしれない。

かもしれないっていうのは、バイクが中古で整備書には何も記録が残っていなく、今迄に交換しているかわからないから…。

もうすぐ車検だし、自分でできる整備を増やしてみようと、整備がてらエアクリーナー交換をしてみました。やってみたら、それほど大変なことじゃなかったです。

もうすぐ車検。整備がてらエアクリーナーを交換する。

ということで、この記事では、整備初心者による初めてのエアクリーナー交換をレビューしてみます。

自分でエアクリーナーを交換しようと思ったわけ

で、改めて、自分でエアクリーナーを交換してみようと思ったわけなど。

  1. 車検が近いので車検整備を兼ねる
  2. エアクリーナーケースのドレインホースにオイルが貯まっている
  3. もしかしたら、交換時期を過ぎている
  4. 自分でメンテナンスできるところはする、できることを増やす

こんな感じ。

車検が近い

あと一月ほどで、車検。前のバイクは250ccだったので、車検なし。なので、自分としても初めての車検。

今回は、ユーザー車検で通そうと思っています。なので、まずはできる範囲の整備をしようと思います。

ドレインホースにオイルが貯まっている

車検前の整備ってどんなことをするんだろうと、資料的なものを見ながらバイクを見ていきます。すると、エアクリーナーケースドレインホースにオイルが貯まっているのを発見。これだけたまっているということは、きっとエアクリーナーボックスの中も汚れているに違いありません。

ドレインホースにオイルが貯まった

そこで、エアクリーナーボックス内がどんな感じになっているのかを確認しておきたい。さらには、ボックス内の清掃と、同時にエアクリーナー交換も思いついてしまいました。

すでに交換時期を過ぎてる?

あとは、交換時期も既に過ぎている可能性があるのも要因の一つです。

最初に書いたように、バイク製造から6年の時間がたっていて、もし今までのオーナーさんによる交換がされていなかったら、すでに交換時期は過ぎています。

なので、念のためにというのもあって、交換してしまう方向に心が動きました。

自分でできることを増やす

実は、この理由が一番大きかったかもしれないです。

前のバイクの時には、メンテナンス的にはほとんど何もできなくて、基本ディーラー任せでした。それはそれで問題ないと思うけど、自分でもできた方がバイクとの付き合い方も濃くなるし、場合によっては安全性も上がると思いました。

エアクリーナーを交換してみた

で、やってみました。実際にエアクリーナーを交換してみて思ったことなどをお伝えします。

洗浄不可で交換のみ

サービスマニュアルによれば、NC750Sのエアクリーナーはビスカス式で、「洗浄不可・交換のみ」なんだそう。ビスカス式がどんなものかはわからないけど、メンテは交換のみです。

いいか悪いかはわからないけど、僕のような素人整備の場合、変に作業が発生するよりも交換の方が潔くていいというか、何も考えずに交換すればいいので、楽かもしれないです。高い部品だと困るけど。

汚れていたポイント

フィルター部分というか、表側は上下で多少のムラがあるものの、ほぼ均等に汚れた感じ。

が、裏側はクランクケースからのブローバイの当たりやすい部分があるのか、一部集中した汚れがありました。ブローバイについては、たくさんの記事があるので、検索してみてください。素人説明よりもいい説明がたくさんあると思います。

表側は純粋に外気だけ通過しますが、ブローバイはエンジンからくるのでオイルをかなり含んでいるはずで、当たり前といえば当たり前ですね。

エンジンオイル交換の時にオイルを入れ過ぎて、ブローバイがどばっと出ちゃうとエアクリーナーを裏側から汚すこともありそうです。

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乗り味の変化

特に感じないです。

エアクリーナー自体めちゃくちゃ汚れていたわけではないので、そこまで吸入効率は落ちていなかったと思います。 すごく汚れていた場合には変わるかもしれませんね。

昔、四輪でジムカーナをしていた時には、綺麗なエアクリーナーを携帯していて、競技の日には現地で交換していました。 少しでも吸入効率を上げてパワーロスをしないようにするためです。 で、帰りには戻す。

それで違いがわかったのかと聞かれればそうでもないのです。ただ、できることは何でもするということでやっていました。

交換作業手順

一度やってしまうと文字にしてリストにするほどのものではないのです。が、自分の備忘録的に書いてみます。

バイクをスタンドで立たせる

サイドスタンドでも全然問題なくできますが、バイクがまっすぐ立っていた方がやりやすいです。センタースタンドがある方は手軽ですね。

サイドカバーを外す

エアクリーナーボックスはサイドカバーの中にあるので、まずはサイドカバーを外します。

サイドカバーを止めているネジが、一部シートの下に入っているので、シートを外すところから始めます。

シートを止めているネジはリアシートの下に隠れている二個のネジです。これを外すために、まずはリアシート跳ね上げます。すると、ネジが見えてくるので外します。これで、サイドカバーを止めているネジにアクセスできるようになります。

サイドカバーは、片側五個のネジと一つのトリムクリップで止まっています。 五個のネジのうち二つは、ラゲッジボックス内です。

エアクリーナーボックスを外す

サイドカバーを外すとエアクリーナーボックスが見えてきます。

エアクリーナーボックスを止めているネジを外します。 全部で六個あります。

四個は目に見えるところにあるので簡単に外れます。二個はラゲッジスペース内のバッテリーが入っているところからアクセスします。なので、ラゲッジスペース内の前側にある蓋を外します。 特に大変な作業ではないです。

六個のネジを外したら、エアクリーナーボックスを左に少しずらします。

するとエアクリーナーボックスについているセンサーが出てくるので、このセンサーを外します。 爪を押し込み、コネクタを引っ張れば取れます。文章にすると簡単ですけどやってみるとちょっと手こずるかもしれません。何度かやればすぐに外せるようになりますが、初めてだと多少てこずるかもしれません。

このセンサーを外せばエアクリーナーボックスが完全にバイクから離れます。

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エアクリーナーを新品に交換する

交換作業は特に難しいことはないです。 このステップまで来ていたら、ほとんどの人は誰にも何もいわれなくてもエアクリーナーは交換できます。

エアクリーナーボックス内を清掃する

せっかくエアクリーナーボックスを開けているので、中を軽く清掃しておきましょう。

外した蓋になる方が埃を取るくらいです。 バイク側のエンジンへの吸入口があるほうは、ブローバイガスが入ってくるためオイルが溜まっていると思います。 このオイルを拭いておくといいと思います。

エアクリーナーブリーザードレインのオイルを抜く

エアクリーナーボックスドレインホースにオイルがたまっているようであれば、それも抜いておきます。

ドレンホースは、エアクリーナーボックス底の隅っこの方に小さな穴があります。 その下につながっています。 穴の周辺には多分オイルの溜まっているので、すぐにわかると思います。

全て元に戻す

エアクリーナーを交換して、エアクリーナーボックス内を綺麗にして、ドレンホース内に溜まったオイルを抜けば作業は全て終了です。

あとは逆の手順で元通りにして行きます。

まとめ

終わってみれば、なんてことない作業でした。特に大変なこともなかったです。

でも、やってみたからこそわかったことも学んだこともたくさんありました。

まず、普段から整備する人には当たり前なことだと思いますが、個人的にはサイドカバーを初めて外しました。

バイクの樹脂系のカバーって、外すときに壊してしまいそうで怖いです。でも、一度体験しておけば次はかなり楽に。それで整備への怖さがゼロにはならないにしてもかなり減ります。

コネクター類を外す時にも手間取ることがあります。

今回は、エアクリーナーボックスに刺さっているセンサーを抜くのに多少手間取りました。 慣れてしまえばなんてことないコネクターですが、最初はなかなか抜けませんでした。 ネットを見ていくと、このセンサーを外すところで引っかかっている方を散見します。

あと、トリムクリップにもちょっと引っかかりました。 外すのは簡単でしたがそれをまたつけるのにどうしていいのかよくわからなかったです。

これもネットをいろいろ調べてみました。 簡単すぎることなのか、動画になっているものがなかったです。いちど見ちゃえばとっても簡単です。僕自身、最初はわからなくて「新しいのを買おうかな」とまで思いました。ホント、初心者なのです。

あと、ブローバイガスについて知ることができたのは良かったです。知らなかったら、今回のエアクリーナー交換はしていなかったかもしれないです。逆に、知らないまま交換してたら、オイルまみれな感じで焦ったかもしれないです。

って感じで、やってみてよかったし、終わってみればこのくらいのことはできないといけないなと思いました。

まだまだ初心者の域を脱しないのですが、こうやって少しずつレベルアップをしていきます。また、見ていただければ嬉しいです。

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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