映画やテレビ、雑誌などのメディアで見かけて、行ってみないなと思ったところにツーリングする。そんな目的で冬の千葉房総半島をのんびりと走ってきました。

今回の目標になったのは、映画「夏美のホタル」の舞台となった、房総半島の真ん中辺り。女優の有村架純がSR400に乗り、のどかな田舎道を一両編成の列車に並行して走ります。
映画の中の風景はとてものどかで、ゆっくりのんびりと走るのはとても気持ちがよさそうに見えました。なので、自分で走りたい、と。映画のスクリーンではわからなかったけど、調べてみたらロケ地は房総半島。自分でも行けるじゃん、ということで行きました。
ルート
今回は、行きは下道中心で帰りは首都高を使いました。
さいたま市から国道16号→東金九十九里有料→国道128号→国道465号のルートです。房総半最後(ゴール)は東京湾フェリーの金谷港です。
帰りは東京湾フェリーで横須賀にわたり、横横道路→首都高速で帰ってきました。首都高速では日曜日の夕方に渋滞にはまったことはなく、割と楽に帰ってこれます。それほどの回数があるわけではないので、単に運が良かっただけかもしれないけど。
海ほたる経由だとどうなんだろう…。アクアラインは未経験です。
総走行距離は350Kmほどでした。
見どころ
見どころというか、途中立ち寄ったところです。
走りながら、気になったところに立ち寄ったり、ちょっとした観光スポットに寄ってみたら混雑していたのでスルーしたり、自由気ままに行けるところがソロツーのいいところ。行き逃したところは、また次の機会に行けばいいかなと、あまり執着しないでチャッチャと動きます。
で、今回よかったところとか、立ち寄ったところはこんな感じ。
- 九十九里有料道路
- 太東埼灯台
- いすみ鉄道
- 映画の舞台
- 大山千枚田
- 道の駅保田小学校
九十九里有料道路

房総半島といえば、海。海といえば、九十九里有料道路を走りたいです。
千葉県入りを東関東自動車道や京葉道路から入り、東金九十九里有料で海まで行き、底をスタート地点にするのが好きです。房総半島に来たな、って感じがあります。
もちろん、房総半島の東京湾側を中心に走るのであればかなりの遠回りになるので、「なし」だとは思います。でも、内陸部分を走ることが多いのであればかなり「あり」です。
夏場は混んじゃうかな…。
太東埼灯台

国道を南下していたら、灯台があるとの標識が。で、寄ってみようと路地のような道を入っていくと…、出てきました、太東埼灯台。九十九里浜最南端の灯台です。

それほどひと気がなくて、でも見晴らしもいいし、駐車場もトイレもあってちょっと立ち寄るにはいいところだと思います。ツーリングの間のちょっとした休憩スポットになりそうです。
お店の類は何もないので、ちょっとのんびりしたい時には飲み物を用意しておくといいかもしれないです。

いすみ鉄道

房総半島には、小規模な鉄道がいくつかあります。そのうちの一つといってもいいと思う「いすみ鉄道」。

時刻表を見ると、大体1時間に1本の運行。もしかしたら、ツーリング中に見ることはできないかもと思っていました。でも、日頃の行いがいいのか、1回だけすれ違うことができました。そのうち、乗ってみたいなとも思います。
映画の舞台
映画「夏美のホタル」を見ました。Amazonプライム会員の方は無料で見られます。
映画中、主演の有村架純がSR400に乗っているとのことで、見てみました。バイク映画ではないですが、どんな感じなんだろうと。
内容はともかく、バイクシーンを見たとき自分でも走ってみたいと思ったわけです。ついでに、ロケ地巡りとまでは行かないのですが、メインの場所になっているところも通ってみたいなと。
映画の中に出てくるお店は今は閉まっているそうです。でも、建物としてはちゃんと残っていて、通っただけではありますがなんか嬉しかったです。

特に観光地化されているわけではありません。田舎の中の昔やっていた個人商店な感じ。だから、駐車場とかはありません。それほど見る物もないけど。
交通量はほとんどないに等しいので、記念撮影とかしたい場合には路肩にバイクを止めても問題ないと思います。
大山千枚田

観光地化されている感じの大山千枚田。季節によって、各種イベントが行われているようです。でも、ちゃんと田んぼとしても稼働している様子。上手に、観光地化されています。とはいえ、行ってみると完全装備の観光地という感じではありません。だからいいのかもしれないですね。駐車場とトイレがあるだけな感じです。
バイクの駐車は全然問題ありません。ただ、砂利です。

道の駅 保田小学校
元々小学校として働いていた建物を道の駅としてリニューアルしたものです。なので、名前が「道の駅 保田小学校」。行ってみると、建物自体に懐かしい感じがします。
結構有名な道の駅ですね。なので、それなりに人は出て混雑してます。バイクもたくさんいます。

食事
今回はひたすら走ることに専念してしまった感じで、途中でちゃんとした食事がとれませんでした。なので、東京湾フェリー金谷港のターミナルビルで食事。
ヒラメのから揚げを食べました。ちょっと食べにくかったです。次の機会があれば…、たぶん別メニューにします。でも、話題性はあるかな。

まとめ
冬の房総半島は、道路が海外線であっても空いていることが多くて非常に走りやすいです。内陸に入れば、それはそれでのんびり感があって、また道路も空いていてやはり走りやすいです。
海に囲まれているので、海鮮丼もあちこちにあってうまいし、景色も良くてツーリングにはいい場所ですね。
バイク初心者ではありますが、空いているため距離も稼げ、沢山のスポットに寄ることができました。道路も広めのところが多くて、特に怖い感じもないです。初心者でも十二分に楽しめるバイクツーリングが楽しめるでしょう。
特に冬場は空いていて個人的にはかなり好物です。凍結とかも、ほとんどなさそうだし。
道・走りやすさ・都内からの距離・景色・食事、どれをとっても条件がいいので、今後もよく足を延ばしていくことになると思います。
