日本には四季があるので、季節によってバイク装備は全く変わりますね。
冬になり、今年初めて越冬するカブへの冬装備で、専用ハンドルカバーの装着です。
ハンドルカバーは見た目ダサいとか、危ないとかで敬遠する方も少なくありません。がしかし、個人的には寒さで手がかじかんで動きにくくなる方が危ないと思っているし、そもそも快適でなくなるので見た目より機能ということで装着です。
今まで乗ってきたバイクにもずっと使ってました。ハンドルカバーのおかげで冬用の操作感の悪いゴワゴワ厚いグローブをする必要もないし、とにかく快適です。
今回紹介するハンドルカバーは去年のモーターサイクルショーでまだカブを持っていなかったにも関わらず、「もしカブを買ったらこのハンドルカバー」と思ったものです。
ということで、装着から使用感まで紹介します。これからカブと冬を快適に過ごしていきたいけどハンドルカバー未対応という方の参考になれば幸いです。
購入したハンドルカバーの詳細と特徴
今回購入したハンドルカバーは、マルトの丸目カブ専用のもの。汎用品よりも専用品の方がフィッティングが完璧になって、防寒効果も高いと思います。なので、専用品がある場合はそれを選択するのがいいと思います。
【製品情報】
メーカー: 大久保製作所
ブランド: MARUTO (マルト)
型番: HC-PRM001
価格: 4,000円~4,500円程度
カブ専用ハンドルカバーの特徴
今回購入したハンドルカバーは、専用品ならではの特徴があります。長所はもちろん、実際に使って感じた短所もレビューします。
長所
- 丸目カブ専用品だけあって、きっちりしっかりと装着できる
- ウィンカーにすっぽりとはまり、位置がずれない
- 内側にボア(起毛素材)が貼られていて防寒・保温効果が見た目よりも高い
- 大きめに作られていて、レバーやスイッチ操作の邪魔にならない
- ハンドルを最大限切っても邪魔にならない
短所
- 細かいところに目をやると造りが雑に感じる
- 素材がペラペラな感じ
- 脱着に多少の時間がかかる
- スイッチ類が見えなくなるので、たまにしか使わないハイビームやクラクションは多少使いにくくなる
すべてにおいて長所ばかりではないですが、トータルで考えたら長所が充分に短所を補います。何しろとにかく防寒効果が高く、冷たくなりすぎないのがいいです。安全運転にも貢献すると思います。
これに限らないけど、ハンドルカバーって一度使ったらやめられなくなるという声を聞くことがあります。実際に使ってみて、確かにそうだなとうなずけますね。
取付について
このハンドルカバーは専用品でもあり、装着が特に難しいことはないです。専用工具も必要なく荷物が届いたらパッケージを外せばすぐに装着作業に入れます。
固定はボタンと紐を縛るだけです。
文章で説明するのはなかなか難しいので、最初に貼り付けてあるYouTube動画を参照してみてください。
動画内でも説明していますが、左右では少し形が違います。そのため作業も多少変わります。
特に難しい作業ではないので問題は発生しないと思いますが、ボタンを留める位置などが多少変わるので最初に認識しておいた方が良いと思います。
作業時間的には慣れれば両方で5分もあれば充分に装着できます。
ただ最初は、多少戸惑うところもあると思います。とはいえ専用品でもあるので、つくようにしかつかないので、ゴリゴリやってみてください。一旦外して2度目につける時などは、もう本当に簡単につくと思います。
参考までにNC750Sにラフアンドロードのハンドルカバーをつける動画を載せています。この組み合わせだと本当に簡単で、つけるのに両方で1分、外すので両方で10秒そんな感じです。
カブ用もこのぐらいでできたら最高です。というのはただの感想。
実際の使用感と効果
それなりの費用負担をしているので、快適になってもらわないと困ります。実際、そんな期待は裏切られませんでした。
防寒性能
見た目というか、ちょっと触った感じだとペラペラ感があって微妙な不安も生じますが、隙間風的に冷たい空気が入ってくることはないし、ボアの裏張りがされているのでそれほど冷たさ・寒さは感じないです。
今のところ、気温5度前後の中を走っても、秋~春用のスリーシーズンのグローブで走れます。分厚いウインターグローブは要らないかな。もう少し気温が下がって冷たさを感じてきたら、インナーグローブをすればいいかなと。
そこまで行くと、ハンドルカバーなしでウインターグローブでも寒いはず。それよりは温かいです。
さらにグリップヒーターがあれば最高ですね。って、僕のカブにはついていないからインナーグローブで何とかするしかないですけど、特に不安は感じてないです。
操作性
比較的大きめに作られているカバーなので、ハンドル操作は全く邪魔になりません。ただ、スイッチ操作については、多少の使いづらさを感じることがあります。
ウインカー操作時は腕がカバーに軽く当たりますが、実際の使用に支障はありません。
ハイビームやホーンといった普段使用頻度の低いスイッチは、無意識に位置を目で確認していたみたいで、多少探り当てる形になるかもしれません。もっとも、これは僕だけかもしれませんね。
スイッチの位置を身体が自然と覚えている人なら、全く問題ないです。
また、「緊急時にカバーから手が抜けなくて危険では?」と心配される方もいますね。実際に使ってみると、そんな感想は一切持たないです。
抜くときに手が引っ掛かったことは一度もなく、引っ掛かりそうな気配も全然感じたことはないです。普通にスムーズに抜けます。
逆に、慣れないうちは手を入れるときに多少もたつくことはあるかもしれません。僕自身は問題ありませんが、時々カバーの位置を少し調整しながら手を入れることはあります。
まとめ
ハンドルカバーは見た目を気にされる方は多いようです。でも、僕は見た目よりも機能性重視型なので寒い冬に手が冷たくてつらい思いをする方が嫌です。危険だと思うし。なので、ハンドルカバー必須です。
操作感が悪くなると思っている方もいる気がしますが、イメージ先行な気がします。カバーで操作感が落ちるよりも、手がかじかんで操作感が落ちる方がかなり大きな危険因子な気がします。
手が抜けないことなんてまったく考えられないし、起こったこともないですね。
とはいえ、バイク自体が趣味として乗っている方は多いし、だから好きに乗ればいいわけです。手の冷たさと見栄えと危険性とその他いろいろと考えて、自分なりの答えがいいと思います。
といいつつ、この記事をここまで読んでくださった方は、多分それなりに興味をお持ちのことと思うので、ぜひ使ってみてください。たぶん損はしないです。
ハンドルカバーを付けようと思ったときには、カブだったら今回紹介しているものがいいです。やっぱり専用設計というのはいいものです。
という感じで、気になっている方にはきっと快適性が得られると思いますので、使っていただいて、寒すぎない気持ちのよい冬バイクをぜひ満喫してください。
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