GSR250のタイヤを交換しました。
初バイクの初タイヤ交換だったので、わからないことだらけでしたけど、純正タイヤの後継モデル的なタイヤをチョイスしました。
タイヤはある意味消耗品。僕は年間5,000Km程度しか乗っていないので、 頻繁に交換するものではありません。ただ、消耗品であることには変わりありません。
今回、タイヤ交換をした理由
交換したタイヤは、まだスリップサインは出ていなかったし、片べりしているような感じでもありませんでした。走行距離的には12,000Km弱です。
ただ、タイヤに刻印されている製造年月が2013年の8週目で、製造後7年経っていたので、 交換に踏み切りました。
ネットで調べるとタイヤは自然劣化があるので2年に1度程度は交換した方がいいという話があります。また 、エアバルブも2年ぐらいで交換が推奨されているようです。ほとんど乗らなくても交換した方がパーツなんですね。
僕がこのバイクを買ったのは2018年3月、走行距離100Km未満の新車に近い中古車でした。
買った時点でタイヤは製造されてからすでに5年が経っていました。でも走行距離100キロ未満だったので、タイヤの減りは当然なく、 そのままの状態で売られていました。当たり前といえば当たり前ですね。
これからは冬。低気温下でのツーリングでは古いタイヤよりは新しいタイヤの方がゴムが新しい分、グリップ力も発熱力もあると思ったからです。少しでも安全にツーリングしたいものです。
交換したタイヤ
- メーカー: IRC
- 型番: RX-02
- タイプ: ツーリングバイアス
純正タイヤと同じようなタイヤです。純正の新モデルで、多少はいいはず。あと、純正と後付けではもしかしたら多少は違うかもしれないです。いずれにせよ、そんなに大きな差はないと思ってます。
バイクタイヤの交換作業 etc
バイクのタイヤ交換は自分でされる方もいらっしゃいますが、僕は自分でできる気がしないので最初からお願いするつもりでいました。
バイク屋さんと作業について(時間・費用など)
ネットでタイヤ交換について調べて見つけたお店。昔からバイクのタイヤ交換専門でされているようで、価格的にも安かったのでお願いしました。
ただ、残念ながら、2020年10月一杯で閉店されるそうです。タイヤ在庫もあまりなかったです。閉店数日前に駆け込んだ感じ。
オートバイとタイヤの専門店 モトショップ ボンバー
交換作業にかかった時間
他にお客様がいなかったことと、電話で予約をして行ったので多少の準備をされていたかもしれない、という条件のもとでです。
バイクを預けてから作業終了までに20分弱でした。多分ものすごく早いです。
バイクを預けると二人がかりで作業台に乗せ、一人ずつが前後のひとつずつを担当して交換していきます。二人で作業するので、作業時間が短くなるようです。
交換後には新しいタイヤの注意事項を話てくれました。
とにかく滑るので、最初のうちは新車納車時のように走ってください。濡れた路面で鉄板の上を走るぐらいのつもりでもいいです。あと100 km ぐらいは慣らし運転をしてください。
というような感じの話でした。実際、過去に何人も店の前で滑って転倒されているそうです。帰ってくるのに結構ビビりました。
バイクタイヤ交換の費用と相場【工賃・部品代など内訳も】
他と比較をしたことがないのでよくわかりませんが、ネットで検索した感じだとかなり安いようです。
総額で24,000円くらいでした。
GSR250のタイヤ前後と交換工賃、エアバルブ、 タイヤ廃棄料、全て込みでした。
交換工賃に関してはお店によってだいぶ変わるようです。こちらでは 一本2,000円強でしたので前後交換で4,000円ちょっとです。
大手バイク用品店では5,000円から7,000円くらいみたいです。個人店などでは1万円程度かかるお店もあるようです。 バイク屋さんとの普段のお付き合いはとても大切なものですが、あまりに料金が変わると考えものです。タイヤ交換の時には工賃は要チェックなのかもしれません。
新品タイヤの感想
まだ家に帰ってくるまでの20 km 程度しか走っていないので、タイヤについての感想などはあまりないです。
ただ、タイヤのクッション性というか柔らかさというか 、は前のタイヤよりもあるように感じました。前のタイヤは作られてから7年も経っていたので、ゴム自体が固くなっていたかもしれないです。なのでタイヤの違いなのか経年劣化なのか、その辺はわかりません。
また表面の細かい凸凹をかなり正確に伝えてくる感じがありました。路面の凸凹感なのかタイヤの溝なのかわかりませんが、路面状況はわかりやすくなったような気がします。上に 書いたことと矛盾するようですが、大きなうねりのようなものに対しては柔らかく、細かい路面状況は正確に伝える、な感じです。
これからのツーリングなどで思うところがでてきたら、追記していきます。
そういうタイヤの感想以上に、帰り道はタイヤが滑る感じがしました。 最初のうちはかなり滑る感じで、結構怖かったです。そぉ~っと運転してきたので、無事には帰ってこれました。
バイクタイヤ交換後の注意点【皮むき運転と慣らし運転のコツ】
新品タイヤはゴムの劣化を防ぐために、表面に保護剤が塗ってあるそうです。これが新品タイヤの滑る理由だそうです。
なのでタイヤを新しくしたら、しばらくはタイヤの皮むきをするというのが定番になっていますね。
このタイヤの皮むきについてネット検索をしていたら、保護材を取るためにパーツクリーナーを使ったりソフトクレンザーで軽く磨くというものがありました。パーツクリーナーはなんとなく不安だったので、クレンザーで軽く磨いてみました。
まずタイヤに水をかけてみると、接地していただろう真ん中辺りは水が全然はじかれませんでした。保護剤が家に帰ってくるまでで取れたのでしょう。両サイドはきれいにはじかれました。
両サイドについてクレンザーとスポンジで磨いてみましたが、なかなか水はじきは取れません。 保護材は、結構強固についているようですね。それと、走るというのはかなり路面と摩擦してこすられているんだなと実感しました。
しばらくこすっているうちに、完全ではありませんがある程度は保護剤が取れたようです(多少残っている感じもある)。また、交換時にタイヤ慣らしをするようにいわれているので100kmぐらいは気をつけて走ろうと思います。まぁ、そもそもたらたら走ってますけど…。
結局、皮むきというのは保護剤を取ることで、だとしたら数キロも走れば取れるような気がします。皮むきがなかなか終わらない感触があるとすれば 、タイヤの慣らしが済んでいないということなんだと思います。
まぁ、理由はともかく、最初のうちは丁寧に走れよ、ということのようです。
タイヤの慣らし運転
で、慣らし運転をしてきました。というか、ゆっくり秩父まで慣らしツーリング。タイヤ屋さんから帰ってくるのを含めて、約170Kmほど走りました。
この170Kmで、タイヤの感触は変わりました。まずは、顔(表面の見た目)が交換後の最初の170Kmでどのくらい変わるのかです。
最初にペイントされていた線のようなものは、かすかに残っています。特にフロントは残っている感じです。バイクは後輪の方が減りますが、最初の170Km見てもそんな感じがわかりますね。
走った感想としては、最初のうちはフワフワ感があって、なんか怖かったです。ちゃんとグリップしてくれないというよりも、どうにもフワフワしちゃって落ち着かないというか。
それもいつの間にか気にならなくなっていました。それが距離的にだいたい100Kmの頃です。なので、これがタイヤ屋さんのいう「慣らしで100Kmくらい走ってくれ。」ということだったようです。
まとめ
twitterでこんなツイートを見かけました。
納車1年で2,000Kmくらいが普通とのこと。だとしたら、タイヤ交換はあまりしない人が多いでしょうね。
でも、多分、タイヤは交換するとかなり乗り味が変わると思います。趣味としてバイクに乗っているとすれば、こういう変更というかカスタムというか、なかなか面白いと思います。
僕は、製造後、数年経ったタイヤで1万Kmほど走り、問題を感じたことは一度もありませんでした。でも、まだ交換した後の感想も何もありませんが、交換して良かったなと思ってます。
問題はなかなか感じにくいものだとは思いますが、確実に劣化もしていくし、安全確保という意味でも数年乗ったら交換してもいいのかなと思います。乗り手の気分転換にもなると思います。
ここしばらくタイヤを交換してない方は、してみてはいかがでしょうか。何かが楽しいかもしれません。
で、これから気温の下がる冬。新品タイヤで楽しく安全にツーリングしましょう!