フロントフォークのオイル交換とか、オーバーホールとか、スプリングの交換とか、フロントフォークを自分でメンテナンスしたいという気持ちが最近湧いてきました。
色々調べてみると、 NC750S に使われているフロントフォークのトップキャップはちょっと特殊なものらしく、取り外すこと自体が話題になることもあるようです。
ということで、今回の記事は NC750以外のバイクに乗っている方には全く関係ないし、フロントフォークを自分でいじってみようと思う方以外にも全く関係ない記事です。
さらにいえば、自分も準備段階な感じなので、実際に何も作業したわけではないです。
NC750のフロントフォークのトップキャップは特殊なものらしい
フロントフォークに興味が行きだしたのは、バイクを GSR250から NC750S(中古)に乗り換えたことがきっかけ。
NC に乗り換えて最初に思ったのは、やけにセルフステアが強いということ。交差点など、低速域でバイクを倒すとハンドルが一気に切れていく感じがして、それを抑えることに結構力がいる感じがしました。一生懸命抑えるというか…。
たまたまバイク屋さんでその話をすると、「フロントフォークの突き出しがいじられてるね」ということで、フロントフォーク周りに興味がいきだしいろいろと見始めました。ちなみに7mmくらい突き出してありました。そんなもんで、あんなに変わるんだなって印象。
バイクの乗り味(特性)を少しずつ変えていくセッティングは、ネジを回していくような感じのものが多いと思っていました。でも、 実際にはフロントフォークの取り付け位置を変えたり、中に入っているオイルの粘度を変えたり、なんとなくイメージが違いました。元々バイクに関わっている人であれば当然のことなんだと思いますが、初心者の自分には不思議な感覚です。
そんなこんなでフロントフォークについて色々調べてみると、フロントフォークの中に入っているオイルの交換時期も1万Kmや1年ぐらいというのが目につきました。そのくらいで変わるもんなんですかね…。
僕のバイクは、中古で買った時に14,000Km 走っており、 製造からもう5年経っています。多分中古屋さんでフロントフォークのオイル交換なんてされていないと思うので、ぼちぼちやってみたいなと思いました。
トップキャップを外してみよう
ライスクに行ったとき、世界でレースされていた方が来てセッティングの話とか少ししてくださいました。そのなかで、簡単なことでは、「毎朝トップキャップを一度外す」というのがあったように記憶してます。
フロントフォークのセッティングは、中に入っているスプリングとオイルはもちろん、トップキャップを閉めることで封入される空気の量も要素の一つになっています。なので、気圧が変化すれば、セッティングも変わってしまうということでしょうか。
フロントフォーク内の空気圧を外気と同じにするということだと思います。どこまで効果があるかわかりませんが、世界のプロの人たちは細かいところまで気にされますね。
で真似して同じようなことをしてみようと思った時に、トップキャップが外せないことに気づきました。トップキャップは六角ではなく八角形をしています。そして34mm の大きさがあり、そんな大きなスパナも持ってないです。
専用工具を買うのか…
ネットで調べてみると、専用工具があるようです。が、樹脂製で一度使うと終わりみたいなことがいわれています。そして値段が高いらしい。
そこでさらに調べていくと、ただ普通に大きめのモンキーレンチで開けている方もいるようだったので、僕もやってみようと思いました。
そうしたところ僕の持っていたモンキーレンチは34 mm まで口が開かず、結局34mm以上口が開くモンキーレンチを買いました。
これで開けるのに挑戦してみたら、割とすんなりいきました。それほど強いトルクで締め付けられているわけでもなさそうですし、自分で締めるときもそこそこ緩くても大丈夫な気がしています。ここは、トルク管理なくても大丈夫でしょう…。(その辺は自己責任で)
このモンキーは口の部分が多少薄目にできていて、トップキャップに当てるのにちょうどいい感じがしました。専用工具じゃないんだけど、それっぽいです。個人的には、これはほとんどトップキャップ開け閉めの専用工具になってしまいそうです。まあ、本当の専用工具を買うのよりかなり安いのでよしとしましょう。
多分、ちょっとしたコツもあって、しっかり一番奥までレンチを入れて、多少あおりながらモンキーのネジを締めていくということでしょうか。一番奥まで入れれば、8辺のうち3辺は工具が当たっている状態になります。一番奥のところはそもそも工具としての部分ではありませんが、八角ネジが幸いしてきちんと面が合います。
まとめ
NC750Sは、かなりな激安バイクです。逆にいえば、とてもシンプルな構造で作られているので、ユーザーが触りやすいともいえそうです。
フロントフォークに関しても、典型的な構造のようです。オイル交換だけでしたら本体をバイクから外すことができて、トップキャップさえ開けば交換できそうです。バイクに弄り慣れていない者からすれば大変なことのように思いますが、慣れた人からすると簡単な作業みたいです。
つまりやってみろと、そういうことですね。
せっかくモンキーを買ってみましたが、今すぐにオイル交換まではできないです。というのもフロントタイヤを上げておくことができません。バイク屋さんからは「サイドスタンドの方に押しやればフロントは浮くよ」といわれましたが、ちょっと怖くてできません。
なので、フロントのスタンドも用意しようと思います。それができればオイル交換に合わせて、スプリングの交換もできるんじゃないかなと目論んでいます。
バイクに乗り出した時には、こんなにバイクのことをいじりたいと思うようになるなんて思っていませんでした。でも、わかってくると段々やりたくなってきますね。
やってみたら、「作業的には簡単」で済むような気がします。なんとなくやってみたい感がある方は、ぜひチャレンジを!きっと、いい走りになります。