ある日、出かけようと駐車場からバイクを出すときに違和感。取り回しが重い。車じゃないけど、まるでサイドブレーキが掛かっているかのような感じ。
NC750S DCTのDCTシステムは、エンジンが掛かっていない状態では自動・強制的にニュートラル。だから、停車時にギアを入れておくことができません。なので、リアホイールのパーキングブレーキが付いていて、それが引っ掛かっているのかと思いました。
結果的には、リアタイヤのパンク。一応修理はしてもらいましたが、もともとタイヤは古くなってきていたし、フロントは偏摩耗でわだちに引っ掛っていたし、前後とも交換しました。
ということで、タイヤ交換の話です。
タイヤがパンクしたし、古いし、偏摩耗していたので交換した
バイクタイヤのパンク経験は初めてだったので、最初はパンクとは思わなかったです。どっか故障したかな、とか、そんな感じ。
段々と「まっすぐはいいけど、曲がるのが変な感じ」になってきて、しかも足つきもよくなってきた感じ。で、コンビニに駆け込んでチェックしたらパンクっぽいことに気づきました。
お世話になっているバイク屋さんのすぐ近くだったので、何とか移動してみてもらうとやっぱりパンクで他には問題なさそう。
ということで、パンク修理をしてもらいました。
が、初期抜けっていうんですかね、最初の2日くらいは空気が抜けたみたい(2.9→2.6)。そもそも中古で買ったときについていたタイヤだし、偏摩耗もしているようでわだちでハンドルを取られるようになっていたし、スリップサイン的には少し早めだけど前後とも変えることにしました。
交換前のタイヤ IRC RMC810
今回交換前のタイヤは、前後ともIRCのRMC810。製造年月の刻印は3118と3917。3~4年前のタイヤですね。
(→2018年の31週目と2017年の39週目 ; 最初の2桁がその年の週目、後ろ2桁が西暦の下2桁)
スリップサインは出ていませんでしたが、偏摩耗してました。特にフロント。
距離的には、何Km走ったのかは不明です。ただ、バイク自体が14,000Kmくらいだったので、それ以上は走っていないはずです。
こういった情報がよくわからないのは、中古車の弱点ですね。自分ちでメンテしているバイク以外は修理を受け付けないバイク屋さんがあるのは、何となくわかります。
交換後のタイヤ DUNLOP ROADSMART ⅢS
交換したタイヤは、ダンロップのROADSMART ⅢSです。量販店で多く流通していて、一番安い部類のタイヤ。
それまでについていたIRC RMC810も安い部類のタイヤで、実は最初はこれにしようかと思っていました。でも、今回は販売店さんでの価格的な理由でROADSMART ⅢSにしました。IRCは何となく好きだったので、ちょっと残念ではあります。また次があれば、そちらで…。
ようは、コスト重視だったってことで。
自分の走り方は、ツーリングメインでしかものんびり系。高速も80~90Km/h くらいで走っていることが多い感じなので、ぶっちゃけタイヤはコスト重視で何でもいいかなって思っていました。まぁ、海外系はちょっと避けたいなと思いますけど。
交換したタイヤの製造年月刻印は、1521/1621とものすごく新しかったです。製造後ひと月くらいで買えたってことですね。アサヒビールの工場できたて実感パックみたいな宣伝文句が使えそうです。そういうのいいな…。
タイヤ代と工賃とか
肝心なところで、最重要視したコスト。NC750Sのタイヤサイズは、
F: 120/70/17
R: 160/60/17
です。
で、このサイズ、前後でタイヤ代が30,800円(税込)でした。工賃が6,000円位です(廃棄料含)。
なので全部で、37,000円位です。ちなみに、エアバルブは金属製のものだったので、今回は交換していません。
DUNLOP ROADSMART ⅢSの感想
感想っていうほど、レビューできるような経験値はないです。しかも、銘柄違いで賞味期限切れとできたてみたいな違いもあって、あまり参考にならないでしょう。
そういう色々な条件の違いあって、でも素直に最初に感じたことは
- 轍でハンドルを取られない
- 小さい段差を乗り越える時のショックが柔らかい
- 安定感があり、走行感が軽い
こんな感じです。これってほとんどタイヤの古い/新しいの違いな感じですね。ちゃんとしたレビューは同じぐらいの製造年月のタイヤで同じバイクを使った専門家の物を参考にしていただいた方が良いと思います。
ただ、いい意味で乗り味は大きく変わったので、新しいことは正義であることに間違いはないと思います。スリップサインが出ていなくても、ある程度の年数が経ったら交換しておく方がいいだろうなと思いました。
また参考にですが、以前 GSR250に乗っていた時にタイヤ交換をした時とは違う感想があります。
それはタイヤの慣らしとでもいいましょうか、新しいタイヤに交換した後、安心して乗れるまでに掛かった時間というか距離がちょっと違いました。
GSR250の時にはバイアスタイヤで、IRC RX-01(純正)→IRC RX-02 への交換でした。表面の保護剤が取れる100km くらいまでは滑るから気をつけろとよくいわれます(皮むき)。皮むきの間は結構滑る感じがしました。ちょっと怖かったです。
その後、400km くらいまで、タイヤがなじまない感じでなんとなくフラフラふわふわする感じでした。ツーリングも多少気を付けながら走った記憶があります。
今回のタイヤ交換では、前と同じように皮むきの間は気をつけました。が、皮むき時にはそれほど滑る感じはなく、あまり怖くなかったです。その後の慣らし期間もあるようなないようなで、普通に走ることができました。
ROADSMART ⅢSはラジアルタイヤだしかなり新しいタイヤなので、技術革新しているんでしょうか。交換後割と早い時期から気を使わないで走ることができました。やっぱバイアスとラジアルの違いかな…。
まとめ
タイヤのパンクが引き金となり交換まで一気にしました。タイヤはかなり重要なパーツであり消耗品であり、固定費のように費用がかかるものです。なので、ある程度定期的に交換した方が良い物だと実感してしました。
とはいえ、そこそこ値段的にもかかるものではあるので、あまり現実的ではないのかもしれないですけど…。
僕の場合は、かなり乗り味が変わって怖さが半減しました。いったい何が悪かったのかはわかりません。でも、今後も2年か3年ごとにはタイヤ交換をしていけたらいいなと思います 。
ロンツーに行けば、帰りはだいぶ疲れてきます。そんな時にタイヤの古い新しいで安心感が変わるのであれば、早め早めの交換がいいと思います。
と、タイヤ交換をしたいろいろでした。他のタイヤも履いてみたいなぁ…。