冬バイクのためのマルカワのバイクジャケット Gros レビュー

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冬にバイクに乗るとき、何を着ていますか?

この冬、老舗のジーンズショップのマルカワが作った冬ジャケットを新たに買いました。マルカワからリリースされたこのジャケットはバイク用として設計され、プロテクターを装備するためのポケットが用意されています。「どうしてこのジャケットなのか」から、冬ジャケットの選択についての思うところをお話しします。

冬ジャケットってどんなのがいいのかな、とモヤモヤする方の参考になれば幸いです。

これまでの冬バイクジャケット選択

バイクに乗り始めてから6回目の冬。冬用のバイクジャケットは今までに二着ほど着てきました。二着目は現役ですが今回新しいジャケットを買いました。

  1. Urbanism (約3万円)
    1. 初めてのバイクジャケット
    2. 縫製が悪く、アウタージャケットの内側がビリビリ破れてきた
    3. インナージャケットもファスナーが壊れた
    4. 個人的にはこのブランドはもう買わない
  2. RS Taichi (3万円強)
    1. RSJ-723 オレンジ
    2. 今も着てる
    3. そこそこ温かい
    4. ダブルファスナーが使いやすい
    5. 防水なのがいざというときの安心感あり
  3. 今回買ったマルカワGros

今回買ったものは二枚目からの買い替えというよりは増設な感じ。ちょっと面白い感じがしたので買ってみました。

今までたった二枚しか着ていませんが、その経験値から色々と思うことをお話します。

今回買った冬バイクジャケット

今回買った冬用のジャケットは、老舗のジーンズショップのマルカワがバイク用に作ったものです。Grosというブランドでバイク関連の衣料品を作られています。

プロテクタ

バイク用ジャケットいえば、一番の特徴がプロテクタ装着が可能ということ。

このジャケットは、バイクアパレルが作っているものではないためか、プロテクタは装備されていません。ただし、プロテクタを入れるためのポケットは作られています。なので、市販のプロテクタを装備することができます。

プロテクタについては、あとの方で詳細解説します。

ジャケットの構成

多くのバイクジャケットは、

アウターシェル + インナージャケット

の構成をとっています。バイク用でない一般的な冬ジャケットは、ジャケットに綿などの保温材を入れた一枚ものです。対して、たいていのバイクジャケットは二つのパーツで構成されています。

これはこれでメリットがあって、着られる季節が長くなりますよね。真冬の前後はインナージャケットを外して着られます。温度調整幅が広くなる、そんな感じですね。

このマルカワのジャケットは、一枚ものです。FIBER DOWN(ファイバーダウン)と呼ばれる、化学繊維を極細く加工して綿状にしたものが入っています。FIBER DOWN、最近では結構使われているみたいですね。検索するとたくさん出てきます。結構な注目素材なのかも。

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初見感想

到着してまず思ったのが、かなりモコモコしているということ。Fiber Downがたくさん入っている感じ。本物の(?)ダウンよりは重いと思います。持った感じ、多少重いです。ただ、着ちゃえばそれ程でもないです。

重さに関しては、プロテクタをフル装備じゃないので、他のバイクアパレルのジャケットと比べることはできないですけど…。

あと着ているとかなり温かいです。0℃くらいでも、中に温かめのインナー、ミドラーを2枚着ていれば、電熱系のものは要らない感じ。5度を越えれば、温かめのインナーの上にTシャツとポロシャツで大丈夫かもしれないです。

作り込み、縫製みたいな話は専門家でもないので全然わかりません。が、これやばいな、って感じはないです。ワークマンとかだと、縫い目が曲がっていたり、ファスナーがすぐに周りに噛み込んじゃう感じとかあるけど、そういうのはないです。しっかり感がありますね。

やっぱ、老舗のアパレルなんで、あんまり安っぽいものは作らないんでしょうね。値段は安いけど。

購入動機

今回、このジャケットを買った動機、3つあります。

  1. 安くなっていた
  2. プロテクタが付属しない
  3. バイクアパレルじゃないメーカーがバイク用を作った

安くなっていた

元々の価格が安いです。およそ14,000円。いろいろバイクアパレルはありますけど、大体3万円くらいが相場じゃないでしょうか。もちろん、もっと高いところも安いところもありますけど、RSタイチとかコミネあたりだと3万円前後な感じがします。

それが、15,000円を切っている。バイクアパレルの半値くらい。プロテクタがついていないので、初めてバイクジャケットとして買う人はプロテクタ代が別に掛かります。が、安いと思います。

それがたまたまアマゾンでタイムセール(21%off)とクーポン(3,000円引)が出ていてダブル割引きで8,000円程度で買えました。両方でなくどちらかだけだったら、買っていなかったと思います。一応、今着ているジャケットもあるので。

プロテクタが付属しない

今回、このジャケットを買った理由の一つは、プロテクタが付属しないことです。というのも、今までの夏・冬のバイクジャケットを買ってきているので、そこそこプロテクタが家に転がっているんですよね。

ジャケットを買うたびにプロテクタが増えていったら、邪魔じゃないですかね?僕は、プロテクタは別売りにしてくれた方がいいです。

で、普段はどうしているかといえば、胸と背中がプロテクションされているインナープロテクターを着ています。大体どこのジャケットを買っても、肘と肩はそこそこのものが入っているので、それを使います。背中は、ペラペラなのがついていることが多いので、だったら別にちゃんとしたものを用意して、ジャケットには付属しないのがありがたいかな、と。

今回のように、まったく何もついていなくても、ベストと過去に集めてしまった肘と肩のプロテクタでちゃんと安全装備できます。

今回のジャケットでいえば要望点もあります。プロテクタ用のポケットのサイズは、どのメーカーのプロテクタを意識して作ったのかを教えてほしいかなと。もしそういうのがないのだとすれば、どのくらいの大きさのものを用意したらしっくりくるのかを教えてほしいなと。

たぶん、RSタイチなりコミネなりのプロテクタを意識してポケットのサイズを決めていると思うのです。どのメーカーを買ったら一番フィットするのか、情報があったらいいなと思いました。

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バイクアパレルじゃないメーカーがバイク用を作った

バイクに乗るなら、バイク乗りをよく理解しているバイクアパレルがいいはず。これはもっともなのです。でも逆に、バイク用のジャケットを生産する主なメーカーと異なり、マルカワは長年のアパレル製造経験を持つため、製品の品質と縫製に対する信頼性が高いと考えました

というのも、過去に、バイクアパレルのジャケットや周辺のもので失敗もしているからなんですね。最初に買ったジャケットは多分縫製の質がかなり低かったです。内張というか、ビリビリになりました。あとファスナーが壊れました。

他のジャケットでもファスナーがボロボロになって、開け閉めにコツが必要になったりもしています。ファスナーなんて、自社で作るわけじゃないとは思いますが、壊れにくいものを採用していない時点で感じるものがあります。

そういう意味で、ちゃんとしたものができているんじゃないかと想像してます。

まとめ

今回は、バイク用の冬ジャケットとして、老舗のジーンズショップマルカワが作ったGrosブランドのジャケットを買ったので紹介しました。

ジャケットの特徴、初見感想、そして購入の動機についてお話しました。これまでに経験したジャケットとの比較も行い、その中でマルカワのジャケットがどのように際立っているかを明らかにしました。

このジャケットは、プロテクタが付属していないため、ユーザーは個々のニーズに合わせてプロテクタを選択できます。また、価格が比較的安いこと、バイクアパレル専門のメーカーではなく、長年のアパレル製造経験を持つマルカワが作ったことも購入の決め手となりました。

今回紹介したマルカワのジャケットは、その品質と機能性から見て、冬バイク好きなバイク乗りにとって魅力的な選択肢となるはず。冬バイクを快適に過ごすための一つの選択肢として、ぜひ参考にしていただければと思います。

で、温かくして、もうちょっとで終わりになる冬バイクを楽しみましょう。

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※ファイバーダウン解説

ファイバーダウンは、ポリエステル繊維をボール状に加工した中綿です。ダウンのような保温性と軽量性を兼ね備え、近年注目を集めている素材です。

ファイバーダウンの特徴は、以下のとおりです。

  • 保温性:ダウンと同等の保温性を発揮します。
  • 軽量性:ダウンの約半分の重さで、着心地が軽いのが特徴です。
  • 耐久性:ダウンに比べて耐久性に優れています。
  • 価格:ダウンに比べて安価で購入できます。

ファイバーダウンは、ダウンジャケットやダウンコートの代替品として、様々なアウターに使用されています。また、シュラフや寝袋などにも使用されています。

ファイバーダウンの製造方法は、ポリエステル繊維を細かくカットし、さらに細かく裁断して、ボール状に加工します。このボール状の繊維は、空気を含みやすく、保温性に優れています。

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buga

昔サラリーマンな工業系エンジニア。
今は、人に使われるのがだめで自営業で人間系エンジニア。
20代でバイクの中型免許を取り、50代半ばの今になって初めてバイクに乗り、なのでバイクの話題が多い今日この頃。

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