チェーンのメンテナンス、オイルというかルブというか、何を使っていますか?
最近知ったのですが、オイルと呼ばれるものとルブと呼ばれるものがあって、その違いって硬さ(粘度)みたいですね。正式にこの粘度より上はどうこうってほど正確に分類されているわけではなさそうですが、そういうことのようです。
僕がバイクを買って最初に買ったチェーンオイルがレイキッシュ。最近それを使いきったので、今回買ったのがD.I.Dのチェーンルブ。この二つを使ったので、たった二製品の比較しかできませんが、感想をお伝えします。
初めてのチェーンオイル、レイキッシュ
バイク用に初めて買ったチェーンオイルがレイキッシュ。バイク用としては比較的粘度が低いようで、オイルですね。メーカーの商品説明にも
防汚性(オイルの飛散や汚れの付着)を追及した低粘度タイプのチェーンオイルです。
とあります。アマゾンレビューでも「飛散によるバイク汚れが出にくい」という感じのものが多数あって☆的にも高評価でした。なので、まずはこれを買いました。
年間5,000Kmくらいしかバイクには乗っていないので、なかなか減らないです。なので、バイク以上に距離を乗る自転車にも使ってみました。自転車の場合は動力が自分なので、よりオイルの効果がわかりやすいように思います。
で、バイクに自転車を含めた感想としては、
- オイル飛びでバイクが汚れることはほとんどない
- チェーンから割とすぐにチリチリ音が出るようになる
- 雨が降った時には一発で流れて、翌日にはチェーンが錆びる
- 独特のにおいがする。
があります。一言でいうと、もちが悪いように思います。
これらのことから、継続利用にはちょっと不安がおきました。じゃぶじゃぶかけても飛び散ることがほとんどないので、ツーリングごとに帰ってきたら必ず吹くことが必要な気がします。また、毎回ごしごし洗うまではしないけど、「まめにブワーッとオイルをかけてメンテ終了!」っていう方に向いていそうです。
僕的には、まめにメンテするのはそれほど嫌じゃないです。でも、自転車のチェーンでもすぐに音が出だすのは精神衛生上よくないので、使いきったら次には他のものを買おうと思いました。途中でやめようとは思わなかったです。
D.I.Dチェーンルブ
次(今回)に買ったのがD.I.Dのチェーンルブです。「チェーンに使うケミカルは、チェーンメーカーのものがいいんじゃないか」という単純な考え方でD.I.D(大同工業)の物を買いました。EKチェーンもありましたけど、なんとなくまずはD.I.Dでいいかなと。
で、D.I.Dのものはなんか不思議な製品で、単体とチェーンクリーナーとのセットであまり値段が変わらないです。チェーンクリーナーは数百円的な感じなんだろうな、と。
使用感的には、特にルブが飛び散る感じはなくて、粘度の高さを感じます。レイキッシュと同じように自転車にも使ってみたけど、レイキッシュのようにすぐにオイル切れをする感じがなくて、ずーっと粘度が効いている感じがします。これは安心感につながりますね。
ずーっと粘度が効いている感じがするので、こちらの方が一度のメンテで長持ちするでしょう。ツーリングのたびにメンテをする必要まではなさそうな感じです。
こう書いていくと、レイキッシュはあまり良くないように読めちゃうかもしれませんが、どちらも悪い物じゃないと思います。ただ、性格というか特性が違うので、使う人が何を重視して使うのか理解していて、適正に合わせて使えば、それぞれがより高いパフォーマンスを出すでしょう。
僕は、ある程度の持ち感が欲しくて、すぐに乾いてきちゃうと何となく不安です。なので僕の場合にはD.I.Dの方がいいんだろうなと思います。まぁ、1本使いきった時には、また違う感想になるかもしれないし、次に試しに他のルブを使ったときには、またそっちの方がいいなと思うかもしれないです。
あと、Amazonレビューでもいくつかいわれていましたが、ルブを吹き付けるノズルが片目で入りにくいです。強く押し込めばちゃんと入りますが、その時にちょっとだけルブが吹かれてしまうので、少しもったいないです。
なので、レイキッシュの蓋とノズルが一緒になったものをD.I.Dの缶に取り付けてみました。結果は良好、ちゃんと使えます。この方がいいですね。最初からD.I.Dルブを買っているとできない芸当ではあります。
まとめ
たった2種類のチェーンルブを使った感想なので、ルブ全体的なことはわかりません。
ただ、この2種類だけでも全然特性というか使い心地が違ったので、同じ目的の製品群だけどそれぞれに違いがあるんだなというのがわかりました。設計思想が違うんでしょうね。
なので、趣味的に好きなメーカーのものを買えばいいのですが、たまには違うものを使ってみることもいいことだろうなと思いました。外したら残念だけど。
いずれにしても、それぞれのメーカーが最適と思うものを作っているはずなので、悪いものであるはずはないと思います。使い手の思惑に合えば最高なわけで、いろいろと試してみようということですね。