
まだ昭和のころ2輪の中型免許をとった。もう30年以上も前の話。
当時、セロー225が欲しくて、そこそこ費用をためていた。たぶん40万くらい。ぼちぼち費用的にもなんとかなりそうで、じゃ買おうかなというときに車のジムカーナに目ざてめしまった。
そしてバイク購入費用は、4輪ジムカーナのための車の改造費用に消えた。
そうだ、バイクに乗ろう
それからずーっと日がたち気が付いたら30年以上たって、またバイクに乗りたくなっている自分に気づく。ちょうど、今使っている車のローンが終了の時期で、環境的にもほとんど乗らなくなっていたので手放すことにした。そして、同じような条件で買えるバイクを探し始めた。
最初はトリシティ155。もう充分に歳をとってきてしまったので、安全そうなバイクということで。そんなことを思っていたら、トリシティと同じような排気量でジクサー(155cc)をみつけ、これに心が傾いた。なにしろ、安い。その割に評判がいいように思えた。
ほぼジクサーを買いたいと思っていた時に目についたのがGSR250。スズキというメーカーのためか、不人気車なのか多少古いモデルの新車や新古車のようなものが安く沢山出ていた。そしてジクサーの新車と同じくらいの値段で買えることも分かった。
同じくらいなら排気量が大きい方が自由度が上がるんじゃないかということで、結局GSR250の中古で走行距離の少ないものを契約した。色も、自分の仕事のカラーと被るところがあって、なんだか気に入った。
今まで、どんなものを買うにしても色を気にしたことはほとんどなかった。ある色でよかったし、色の違いで安くなるなら安いものをチョイスしていたくらい。自分でも、気に入った色をチョイスしたのは珍しいと驚いている。
いつの間にか時間はなくなっている
もう人生のそこそこおいしいところは残りわずかな気がする。だから、ちょっとでも気に入ったものはチョイスしておいた方がいいかなと思う。
ちょっとでも気に入った生き方、ちょっとでも気に入ったこと、そんなことにはどんどんチャレンジしたほうがいいだろう。
こんな歳になって、いまさらバイクかって思われることも多いとは思うけど、これからまた新しい楽しみを見つけていきたい。どこに行こうかなぁ…。